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時間がある時にする事、その1・読書


2014年、仕事も始まって1週間。
黙々とこまごまとした手仕事や、緻密な発注...なんかを繰り返して、年頭のウォームアップ。
こういう事は達成感があって良いですね。出だし、マイペースに順調

さて、こういう落ちついた充実感のある時や、気持ちに余裕のある時にする事と言えば「読書」。

ナウ・リーディング は、写真の2冊。
「グレイトフルデッドにマーケティングを学ぶ」と、松浦弥太郎さんの「本業失格」。

グレイトフルデッド、本当に経済が循環していて、しかも取り巻く環境や関わる人々がハッピーだという、
40年も前からこんなスタイルで続いているバンド。バンド、というか、もはや会社

前職でお世話になった編集長がよく言っていたのですが、「重要なのは見出し」だと。
この本を読んでると、本当にそうだなぁ...と思います。

なんせ、魅力的な見出しがいっぱい。ヤラセなしのマーケティング学。あ、学というより術。

何回か、時期をおいて読みかえしたいかなぁ...という本です。


 * * *


そして松浦弥太郎さんの「本業失格」。

この本が出たのは随分まえ。おくずけを見ると、ちょうど2000年、13〜14年前です。

新作の単行本として書店で見た時、この装丁は立花文穂さんだろうなぁ…と思って手に取ると、実際そうで。
その数年前に、映像のディレクターをしていた時に立花さんを取材させてもらった事があって、
そこで繰り返し見た片鱗が、装丁にあったんだと思う。

こういう、名前を見ずに、誰が作ったかわかるという事は作り手としてはとても重要。
この空気作りが絶妙なクリエイションをする人は、名指しで仕事が入る人だ。

そんな風に、最初はグレーと黄色が綺麗だな〜、という完全にジャケ買いで出会ったこの本。

松浦弥太郎さんも、今みたいに超ロングラン有名誌の編集長をしたりするもっと前、
ご自身で買い付けた本のセレクトショップのようなお店を中目黒とかでやられていた頃だと思う。

エッセイも旅な感じでリラックスできる文面なのですが、
今回読み返してすごくハマったのは対談。

常磐 響さんとの対談で、思惑とズレがあるという話。

何屋さんでもいいんだけど、デザインでも・商品でも・お店でも・理想に近づくほど、
それを買いに来る人は、ある種の違ったフィーバー感や期待を持って訪ねてくる…というような話。

ブランド運営もそうです。デザイナーとして、クライアントのやりたい事を形にする時もそうです。

想定していない受け手、というのがあって、その「想定していない受け手」が多ければ多いほど、
ビジネスとしては成功なんでしょうね〜、という。
顔が見えない善し悪しとか、コアなファンにドンズバに届く物を作る楽しみ...とかは無いんでしょうけどね。

あるいは、そこのズレがなく、多くの受け手にズキュンとなるモノを届けられるようになる事が
大多数を振り向かせる事が出来る、シンプルかつ・洗練かつ・キャッチーなんでしょうけどね。

ちなみに、この対談をしている時期が、2人とも30代半ばぐらい。
こういう、異業種で気の合う同年代って、貴重だよなぁ…。と、別視点からも思いながら読む本。


...こうして、混沌の良さと、シンプルを求める心の、相反する接点はないものか考え中。

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