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2016年のベストセラーHAT、そして Greetings from MIFUNE / KROFUNE



もう残すところ1日となりました、2016年。
今年もMIFUNE / KROFUNE をご贔屓いただき、ありがとうございました

今年あった事を振り返る前に、まずは昨年から始めましたベストセラーのHAT達をご紹介。

ファッションの流れ的には、ベレーが流行るよ、とか、キャスケット出てますよ、とか言われても
一向にそんな気配のないものがベストセラーなMIFUNEとKROFUNE...

でも、それでこそという感じもします。
だって、そのド真ん中で流行っているものは何処ででも買えるもんね。

という反面、今年の秋冬にKROFUNEからお出ししたニットCAP。
今まで、量感のあるニットCAPの形をしたHATは出していましたが、ずばりニットCAPというものを出したのは初でした。

ずーっと、出さないんですかと聞かれるアイテムではありました。
でも、ピターっとしてアタマの形が今ひとつキレイに出ない事とか、釈然としないところがあって、出してなかったのです。
でも、今回解決したのですよ〜。これはね、何処かの誰かが同じ仕様で作ったとしたら言い逃れ出来ないよ?というね。

そして実際にお届けした後、「これ、ホントにいいですよ」と、お客様に褒められる事も多かったニットCAP。
なので、次の秋冬にも別なニットで何色かお出しする予定です

他のベストセラーはどれも程度の差はありますが、どちらかというとBIGシルエットなものがランクイン。
前に比べて、着方のバランスの取り方が上手なお客様が増えて、この大きめシルエットも上手くかぶってくださる印象があります。
インスタとかで、写真を撮ったり撮られたりの機会が増えたからかな〜と思います。

ベストセラーに限らず、今年もたくさんのお客様に身につけていただけて、感謝しきり。
ありがとうございました顔


...と、インスタのお話しをしたので、まつわるお話しを少し。

私達のようなタイプのブランド/メーカーは、ご注文いただいた分をお作りする、という受注生産のシステムの所がほとんどです。
なので、今年の秋冬にお届けしたアイテムは、お届けの3〜4ヶ月前の3月に「展示会」という形で発表されています。
本来なら、バイヤーの方々のみが見る先のシーズンのものでしたが、
数年前から受注会を開いていただくお取扱い店のお客様や、直接展示会に来られる一般のお客様も、先取りで見ていただいたりしています。

そのとき、ブランド側としては、次のシーズンのご提案なのだから、当然「たった今」のトレンドのものではなく、新しい提案です。

どれぐらいの「新しさ」に視線を注ぐか。それがブランドの大小に関わらず問われる事。
さっきのベストセラーの時にお話ししましたが、MIFUNEとKROFUNEは、トレンドの事はあまり気しないで、ブランドらしさを追求するタイプです。

でも、ファッションの世界に身を置いているので、自然と自分たちが「これいいよね」というは、少し早すぎる次のトレンド、だったりします。

以前はその「少し早すぎる」というのは、いくらブランドらしさが出ていればOKのメーカーだって、商品化しても全くの無意味でした。だって、理解されないんだもの。

いままで、その「早すぎる感覚」が広く浸透するのに2年ぐらいかかっていたのが、インスタやSNSの登場でかなり縮まった感があります。

今までなら時間的にも量的にも消費される事で理解されるモノ...だったのが、何だか、単純にカッコいいからという理由だけで、
時間的に早い上にしかもその「いい」という熱をもったまま広く伝わっている...という気がしているのです。

ある有名な映画の一節に、その、早すぎる感覚が登場して伝わるまで、の事と、
その何となく身につけている流行っているものは、ヒリヒリとした選ぶ、という行為のもと、ちゃんと選ばれているのだ...という事を示したセリフがあって。転載しておきます。


 「あなたには関係ないことよね
  家のクローゼットから
  そのサエない“ブルーのセーター”を選んだ
  “私は着る物なんか気にしない”
  “マジメな人間”ということね

  でも、この色はブルーじゃない。

  ターコイズでもラピスでもない。

  セルリアンよ。

  知らないでしょうけど2002年に
  オスカー・デ・ラ・レンタがその色のソワレを
  サンローランがミリタリージャケットを発表。

  セルリアンは8つのコレクションに登場。

  たちまちブームになり
  全米のデパートや安いカジュアル服の店でも販売され
  あなたがセールで購入した。

  その“ブルー”は無数の労働の象徴よ。

  でもとても皮肉ね。
  ファッションと無関係と思ったセーターは
  そもそもここにいる私たちが選んだのよ。
  “こんなの”の中からね」



このセリフに「2002年」とありますが、まぁ、スマホが出る前の世代。

セリフを向けられている人は、ファッションなんてどうでもいい、と思っている人。
だから、もちろんMIFUNEやKROFUNEを選んでくださるお客様とは全く違う価値観の方に向けられた言葉なのだけれど、
その頃は本当にここにあるような時間の流れで、伝わっていました。

でもそのタイムロスが本当に短くなっていて、もう短いとか時間の長さの話しでなく、
このカッコいいと思って出したこのアイテムは、欲しいと言ってくれる人が具体的に何人、って如実に判る日も近いなぁ...と、思って。
あるいは、望むものがハッキリしたお客様が増えて、よりオーダーメイドに近くなったりするのかなぁ...とも思います。
もう、そうなるとハイブランドのお客様と変わらないのだけれど。

いずれにせよ、急に進んだ感がありました。2016年。


今年はオリーブ園で生命力にインスピレーションを得る事からスタートし、

美について思い出させられる再会があったり、

春を満喫したり、

初めてお伺いするお取り扱い店でお客様に会ったり、

魅せることについて考えさせられたり、日本語の難しさを痛感したり、断捨離をしたり、

際限なく色彩の融合を楽しんだり、早すぎる別れに落涙したり、

新しい決断に心からエールを送ったり、知らない土地でも縁のある方とはバッタリ会うもんだと思ったり。


書ききれないほどの新しい事・感覚を得たのと同時に、
あの時のアレ、この為だったのかという符号をとてもたくさん発見した1年でした。

2017年は、MIFUNEもKROFUNEもアニバーサリー・イヤー。
どんな1年になるでしょうか。年頭はアタマの芯を緩めて思いを馳せる時間にしたいです。

来年も、こりずにお付き合いいただけると幸いです。
皆さま どうぞよい年末年始をお迎えください(´▽`)ノ 


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