2022年 新年おめでとうございます◎
2009年より続けていたこのNEWS BLOGを「note」にて更新していきます。
2022年のスケジュールのスケジュール、
今後の情報はこちらのページよりご覧ください
↓ ↓ ↓
MIFUNE / KROFUNE by mtrism
MIFUNE・KROFUNE・APON
2021FW / 2022SS
the theme is “ハレとケ”
2022年の春夏のテーマは「ハレとケ」
ちょうどプランニングをする頃に
私たちが直面したことがきっかけでした。
大切な、
ずっと一緒に走ってきた友人を見送ることになって
ぽっかりとか、喪失とかを大きく感じながらも
ちゃんとベストな美をもって晴れやかに送りたい
という気持ちも、自分の中の片側に見つけていました。
フォーマルとしてのKROFUNE。
艶のあるハレの黒、憂いと折目ある楚々とした黒。
同じように見える黒の中にも、感情があるのだと
気がつきました。
黒の持つより深い陰影を見い出しつつも、
一方で 眩しいほどの晴れやかさを求めるのも
自然の流れでした。
ブライトな色合い、赤という特別な色。
陽の気が満ちたグリーン、柔らかな うす橙。
颯爽のブルー。
テーマへの動機はもうひとつ、
「こうあるべき」という事が少しずつ形を変えているような気がしてきたから。
例えば毎日のこと、
あまりカッチリとしたものを身につけるより
体が泳ぐような服を着たいのは何故だろう
スタイリングの締めとして帽子を冠るよりも
外との境界をしっかり保ち
安心のパーソナルスペースを明確にするような気分で
帽子を選んでしまうのは何故だろう...と。
身につけるものへ求めるものが 少し変化したような気がしたのです。
フォーマルとしてのKROFUNE。
ブライトなプリントMIXを楽しんだMIFUNE。
艶と色彩を求めたAPON。
ブラックもカラーも、単独でもMIXでも。
リラックスとフォーマルの行き来の遊びと
その境界を超えること。
ゆるくも、様式美にそった着方も
あわせ方や、レイヤード、小物づかいすることで
どちらのスタイルにもイメージを変えられる服。
テイストMIXしてコーディネートを遊び続けられるような。
写真はPOP UPや展示会で、人気のあったコーディネートたち。
2022春夏のシャツやガウンは男女問わず着ていただけると思います。
新アイテムのワイドパンツも、人によっては履いちゃおう!なんて男性もいらしたり。
そのワイドパンツは、153cm前後の方はくるぶしが隠れて足の甲に届くぐらい、
160cm前後の方は、くるぶしが見え隠れするぐらい。
肌が見えすぎないようにスリットを入れてあるので、長くても足捌きがよいです。
今までお作りしてこなかったジャケット丈も
スタイルに合わせて、ショートに、ゆったりにお作りしています。
生地感・配色をMIX、
オリジナルのグラフィックプリントは
デザインも遊んで、自由に纏えるように。
ハレとケを、真っ直ぐに晴れやかに見つめました。
MIFUNE・KROFUNE・APONのハレとケ、
ぜひお楽しみください◎
OCT, 2021
mtrism surfacedesign
M and A
2021FW / 2022SS
EXHIBITION & POPUP schedule
9.17[FRI]〜20[MON・祝]
仙台 4days
三越本館2階 NYRW
OPEN 10:00〜19:30
10.7[THU]〜9[SAT]
東京 3days
奥渋谷・神山町
10.15[FRI]〜17[SUN]
金沢 3days
竪町・HARMONIE
https://harmo-nie.com
10.29[FRI]〜31[SUN]
高崎・椿町 3days
REBEL BOOKS
http://rebelbooks.jp
●最新情報やデザイナー在店スケジュールはSNSにてご紹介しています。
➡公式Instagram
●デザイナーは全日在店の予定ですが、滞在や開催についても直前に変更となる場合があります。時節柄ご了承ください。
●入室の際は、マスクをご着用いただき、会場に設置のアルコールジェル(またはお手持ちの消毒剤)にて手指の消毒をお願いいたします。
●当日、発熱(平熱より1度以上高い)や、咳など体調が優れない場合はご無理されないでください。
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■ instagram ➡ https://www.instagram.com/mifunekrofune/
■ MIFUNE online store ➡ https://mifune.stores.jp/
■ KROFUNE online store ➡ https://krofune.theshop.jp/
MIFUNE・KROFUNE・APON
POP UP SHOP
2021FW / 2022SS
9月になりました🍁
日に日に秋らしくなってきましたが、今週から秋のお披露目でお伺いがスタートします。
MIFUNE・KROFUNEと、この秋よりスタートしたAPONでの期間限定SHOP。
前回初めて開催となった金沢にも、また伺えそうで嬉しいです!
まずはスケジュールのお知らせを、全日デザイナーも在店の予定です。
すぐにお買物いただける、今シーズンの新作ガウンやワンピース・秋冬のHATのほか
来春のサンプルもいち早くラインアップしてご予約も承ります。
最新情報はInstagramでお知らせしていますが、
製作ノートなど、長くなりそうなお話はこちらのNEWSブログに載せていきます。
穏やかで 美しい秋になることを願って。
皆さまのお越しをお待ちしております◎
mtrism surfacedesign
M and A
2021FW / 2022SS POPUP schedule
9.17[FRI]〜20[MON・祝]
仙台 4days
三越本館2階 NYRW
OPEN 10:00〜19:30
10.7[THU]〜9[SAT]
東京 3days
奥渋谷・神山町
10.15[FRI]〜17[SUN]
金沢 3days
竪町・HARMONIE
https://harmo-nie.com
10.30[SAT]〜11.1[MON]
高崎・椿町 3days
REBEL BOOKS
http://rebelbooks.jp
●10月以降の開催時間は調整がつき次第お知らせ致します。
●最新情報やデザイナー在店スケジュールはSNSにてご紹介しています。
➡公式Instagram
●デザイナーは全日在店の予定ですが、滞在や開催についても直前に変更となる場合があります。時節柄ご了承ください。
●入室の際は、マスクをご着用いただき、会場に設置のアルコールジェル(またはお手持ちの消毒剤)にて手指の消毒をお願いいたします。
●当日、発熱(平熱より1度以上高い)や、咳など体調が優れない場合はご無理されないでください。
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■ instagram ➡ https://www.instagram.com/mifunekrofune/
■ MIFUNE online store ➡ https://mifune.stores.jp/
■ KROFUNE online store ➡ https://krofune.theshop.jp/
MIFUNE・KROFUNE・APON
POP UP SHOP
in HARMONIE
金沢 竪町
MIFUNE・KROFUNE・APONの期間限定SHOPを
金沢・竪町のHARMONIEにて
5月29日(土)〜30日(日)の2日間 開催致します。
すぐにお買物いただける、今シーズンの新作ガウンやワンピース、夏のHATのほか
来秋のサンプルもいち早くラインアップしてご予約も承ります。
1点モノでお作りした、スカーフ・パッチワークTシャツもお持ちします。
* * *
このブログで、初めてMIFUNEやKROFUNEを知る方もいると思うので、
簡単にブランドのご紹介をします。
MIFUNE/ミフネは2002年に東京を拠点として活動をはじめた
帽子やスカーフ・ウェアーなどを中心とした商品を展開するブランドです。
東京に嗜好性がはっきりとしたセレクトショップが出来はじめたのは2001年頃。
MIFUNEの商品は、ハンドプリントのテキスタイルを帽子にしたり、即興のように作ったTシャツがスペシャル・ピースとして受け入れられてブランドがスタートしました。
ある時、「同じデザインで黒い帽子が欲しい」と言われた事がきっかけで、黒だけの・黒が主役のブランドを作ろうと、2007年にはじめたのがKROFUNE/クロフネです。
以後、MIFUNEとKROFUNEの2ブランドで、年2回の新作コレクションを発表し続け、アーティストや俳優への衣装提供、撮影・ステージ用の1点モノ制作も手がけています。
ブランド運営のほか、ザ・リッツ カールトンなどの5つ星ホテルにプリントデザインの提供や、国内・海外での無印良品でオリジナル柄の商品展開、横浜トリエンナーレでアート作品を出品するなどジャンルを超えたデザインやアートの分野でも様々な経歴・活動をしています。
今回お持ちするコレクション
2021春夏は「STILL LIFE」は、
静物画の意味を持つ言葉をテーマとし
帽子もウェアも絵になる事を目指して お作りしました。
様々な生活の変化から、
身に付けていて機嫌がよくなるようなもの、
清潔を保ちやすく、扱いやすいもの。
形や生地合わせを遊びつつ
1枚着ればコーディネートが整い、リラックス感もあり・洗えてすぐに乾いて、
肌触りもよく・サイズ感に遊びがあり・フォトジェニックに映えるようなものを。
ご予約としてお持ちする
2021秋冬では、MIFUNEとKROFUNEの他にもう一つ「APON」という新しいラインをはじめて、そのAPON誕生にちなんで、MIFUNE / KROFUNE / APONと、全体の秋冬のテーマも「APON」とした秋冬。
名前の由来はJAPONからJを取って「APON」、アポンと読みます。
日本的な美しい感覚をインスピレーションに、非日常ではなく、日本で生きるという事、日本ならではの美を自然に取り入れて形にしていくブランドです。
重ね着や色遊び、紐一本で印象が変わる和装の着こなしをインスピレーションに、季節を行き来し、コーディネート/レイヤードが楽しくなるようなアイテムをお作りしました。
どれも、いつもの装いにひとつプラスする事で
表面が整い、いまの空気を自然に纏えるようなものばかりです。
写真を見るとレディース向けなのかな?と思われるかもしれませんが
ちょうどブランドをはじめた頃が「ユニセックス・ファッション」の全盛期、
それもあってか、今に至るまでメンズ・レディースの垣根なくお作りしてきました。
ワンピースなどはレディース向けですが、
ガウンは女性も男性も着られています。
KROFUNEの帽子は、メンズのセレクトSHOPでのお取扱いも多いですし、
今回お持ちする1点モノでお作りした、スカーフ・パッチワークTシャツは
男性・女性問わず楽しんでいただいています。
なので、お気に入り見つけて頂けるのでは?と思います◎
金沢に実際お伺いするのは初めてですが、
ブランドをはじめて間もない頃、お取扱い頂いているお店がありました。
今回は友人からのご縁で、金沢は竪町にあります「HARMONIE ハルモニー金沢」にて
POP UPを開催させていただく事となり、まずは訪れること自体が楽しみです✧✧✧
デザイナーは両日在廊の予定、定員を設け、できる限り対策をして開催いたします。
ご無理のない範囲でご予定いただければ幸いです。
金沢の皆様にお会いできるのを楽しみにしております◎
mtrism surfacedesign
matori and asaco
[ DATE ] 5月29日(土)・30日(日)の2days
[ OPEN ] 11:00〜18:00(最終入店は17:30)
[ PLACE ]
HARMONIE lab
〒920-0997 石川県金沢市竪町40番地
●最新情報やデザイナー在店スケジュールはSNSにてご紹介しています。
➡公式Instagram
●デザイナーは両日在廊の予定ですが、滞在や開催についても直前に変更となる場合があります。時節柄ご了承ください。
●入室の際は、マスクをご着用いただき、会場に設置のアルコールジェル(またはお手持ちの消毒剤)にて手指の消毒をお願いいたします。
●当日、発熱(平熱より1度以上高い)や、咳など体調が優れない場合はご無理されないでください。
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APONとは?
この秋冬にむけて、あたらしいブランドをはじめます。
「APON」と書いて「アポン」と読みます。
とは言え ミフネ と クロフネ、既に2つのブランドをやっている私たち。APON(アポン)はどんなブランドで・どこが違うのか、少し難しく感じるかもしれない話ですが、アポンを進めるにあたってここはキモなんです、と言う所なので長くなりますが記しておきます。
固有名詞・メディア名・いろいろ出てきますが、流れで敬称略もあります。話が遠回りになるので、あえて注釈も説明も書きません。興味をもった部分はお調べいただければ幸いです。
そもそものミフネとクロフネ
例えばクロフネは「黒が主役のブランド」、とても明解で力強いコンセプトです。
ミフネは「様々な感覚やカルチャーを合わせもつ/ハイブリッド・カルチャー」を表現するブランドとして、毎回テーマを掲げて進んできました。
ここ数年のコレクションは、モロッコやスペイン、ロシアなど国をテーマにテイストミックスして進めてきましたが、ミフネを手に取ったお客様が時々「着物っぽいですね」とか「和を感じますね」と言われる事があって、作ったこちらとしては全く意識していないことで、面白くも不思議に思う事が続きました。
思い切ってミフネでの展開を日本的なことを発信するブランドに舵をきろうか?とも思いましたが、スタート時のミフネはもっとパンキッシュでオルタナティブな雰囲気を持ち合わせたブランドだったので、これはあたらしい芽・別のラインで走るべきだと思いました。
日本的なことの罠
そのあたらしい試みを「APON」と名付け、表現する事を考え出した頃。日本的な事を追っていたら不思議と窮屈さを感じて。その事象について松岡正剛さんの千夜千冊・長谷川三千子さんの「からごころ」の回にとても気の晴れる事が書かれていたので一部転載します。(ぜひ全文もサイトで)
日本人は日本が大好きなのに、そのことをちゃんと言おうとすればするほど誤解されていく。そのうち、もうどうでもいいやと思ってしまうか、海外拝外主義に陥ってしまう。(松岡)
「日本的なもの」をどこまでも追求していこうとすると、もう少しで追いつめる、という瞬間、ふっとすべてが消えてしまう。我々本来の在り方を損う不純物をあくまで取り除き、純粋な「日本人であること」を発掘しようと掘り下げていて、ふと気が付くと、「日本人であること」は、その取り除いたゴミの山にうもれている。(中略)
われわれ日本人の内には、確かに、何か必然的に我々本来の在り方を見失わせる機構、といつたものがある。本居宣長はそれを、「からごころ」と呼んだ。(長谷川・原文は旧仮名遣い)
ここに出てくる、本居宣長が生涯を通して迫ろうとしたものは「古意」(いにしへごころ)というものだった。それに対して、その古意を失わさせるもの、それが「漢意」(からごころ)なのである。(中略)
長谷川は、宣長の主張ははっきりしていると見た。宣長は、原理原則といったものを思想の力とは認めないと言ったのだ。そして、そんな原理原則を用いないで日本は育ってきたと見た。
日本の本質が原理原則や思想の力を欲しないところにあるというのは、いささか逆説的な言い方なので、ここを勘違いしてしまうと元も子もなくなるのだが、いずれにしても宣長はそう考えた。
では、原理原則をほしがると、どうなるか。(松岡)(引用ここまで)
ここにある原理原則とは「ねばならない」という思想である。
正解がある、ゆえに此れがアタリで、あなた間違いです〜なんてしくみ。○○警察。不寛容。これは日本的とはかけ離れた事 → グローバリズムの思想だから、「ねばならない」はすごく主張してくるし、日本的である事に絞って言えば、日本古来の文化を頭でガチガチに考えて理解しようとする途端に「はぁ?」って白蹴るような感覚。無粋。秘せずば花なるべからず。
APONをはじめるにあたって、一瞬はき違えそうになった日本的な事の罠は、つい風姿花伝を引用してしまったけれど、まさにそこで。
日本の文化・伝統をいまの形で見せてみたり、「ねばならない」を発動して、正しく伝えていきたい…なーんて事がやりたい訳ではないのです。
では「APON」で何がやりたいのか。あえて言うのなら、
○日本で暮らす事で自然と入ってくる美しい間・感覚を形にしたい。
○四季を過ごし、節目ふしめで入ってくる日本のカルチャー、
様式美みたいな感覚を無理なく形にしていきたい。
○いいでしょ、日本人ってこんな感覚持てて嬉しいんだから。
…っていう事なんです。
抽象的なので正しく伝わらないかもと、APONはノンジャンル…って言ってしまいそうになるけれど、伝わらないより恐ろしいのは、さぁこれで正解でしょう? だってこの形は○○の様式から取ったのだから合わせも何も辻褄があって完璧 …なんて、時間に追われるうちにそんなガチガチのモノ作りをしかねないし、日本古来の伝統芸能をカタチに…なんて誰に頼まれたのよ? みたいな事になったら目を覆ってしまう。
取り除いたゴミに埋もれてしまう とはこの事…。あーコワイ。
日本的な感覚と『あんばい』
ちょっと余談ですが、30代の頃から縁あって数年おきに京都へ訪れる事があり、馴れた土地で暮らすように旅をするのが好きだから、コロナ禍前まで定期的に空気を吸いに訪れていた。最初は、お店の方も初見だとあまり構ってもくれないし …と、よそよそしさを感じていたけれど、ある時に乗ったタクシーで面白いことがあった。
夜に駅について、間違って八条口に出てしまい、急いですぐ目の前のタクシーに乗ってしまった。京都の方が聞いたらえー!って思うかもしれないけれど、他県から(特に東京から)行くときはMKタクシーさんに乗った方がいいよ、って言われていた。なので「じゃない方」に「乗ってしまった」時の事。
「どこいきましょ」「東大路通りを北に、東山安井の信号のあたりまで向かってください」「さーて、東大路通りってどこでしたでしょう」・・・!
ほーら来た、いけず! って思ったけれど、急いでいて最短距離で到着して欲しい私は記憶を総動員して、観光地で無い・なるべくローカルな固有名詞を出しながらゆっくりした口調で説明しはじめた。あのほら、 ○○があるあの道です、って。そしたら、その固有名詞に運転手さんは好感をもってくれたらしく「東京から来てはるのやろ。その名前出てくるのたいしたもんやわ。よく来はるの?」って一転気を良くし、「この道、車で通ったことある?」って、ここ車通れるの?って驚くような道を通ってすごい景色を見せてくれた上に、最速で細かい説明なしに到着したのだった。
これは京都の人のいけずな話をしたわけではなく「感覚的」という塩梅をずーっと代々ブレずに・あたり前にやってきている人たちなので、話してみるとその受け答えに日本的な良さが実はつまっている。押し付けはしないけれど自身の感覚に対してプライドがあり、何を大切にしているかがすっきり明快なので、こちらの感覚を見せればスッと応えてくれる。
事細かに言わずとも、あ・やっぱり? ってわかる人には伝わる、ぐらいのもんが判ってくると心地よくて。あ・わかった? これいいでしょ? ぐらいのポップなやりとり。 遊びのある根を詰めない良さ。 違うなぁ…って事があっても、その違い・個性を楽しんで要点はちゃーんと伝わってるっていう。
日本的な事って、しきたりや伝統を元に白黒つける、ということではなく、こういう日常の中にある遊び・感覚を楽しむ事じゃないかな? と思う訳で。
ハレとケ、時間の移ろいや陰影、見えそうで見えない事。
APONが目指すのは、そんな日本で暮らす私たちが感覚的な事を受け取れる感性に喜びつつ、自然と魅せられた日本の美しさにインスピレーションを受けて形にしていく。時間はかかると思うけれど細やかに見つけて行きたいと思っています。
作り手だけの線引きで、あたらしいブランドを認知してもらうのも大変なんだからという見方もあると思います。でも、ミフネはMIFUNEとして、クロフネはKROFUNEとして、それぞれにエッジのきいたモノ作りをしていくのが、長く見てくださっているお客様への取るべき姿勢だとも思っています。
APONは、私たちの中でも発見したばかりの感覚です。しばらくはミフネやクロフネとの境目も、端から見たらハッキリしないかもしれないですが、はじめながら形にしていこうと思います。
マトリスムが作るものだと大きく括って、
その時の感覚で、
ミフネもクロフネもアポンも行き来していただけると嬉しいです。
MIFUNE
KROFUNE そして APON。
どうぞ末永くご贔屓に よろしくお願い申し上げます●
2021FW に寄せて/2021年 春
mtrism surfacedesign
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2021年、はじまりました!
新年おめでとうございます🎍🎲🎩
いつも年末にその年のベストセラー(20ss / 20AW)と年末年始のごあいさつをSNSに上げるのですが、
この1年は本当にいろいろあったので、長くなるのを見越してNEWSブログにてお送りします。
2020年、ひとくちに言えないほど不思議な年でした。
行こうと思っていた場所
会いたいと思っていた人
やろうと思っていたこと
見たいと思っていたもの
こんな事すべてが、サッと動かない・叶わないことになり、
「いつか」と思っていないで、
「すぐ」に行動にうつすべきだと痛感させられました。
毎日恐ろしげに報道される東京にいることもリスクだったし、
事態が好転することを願って、しばらくおとなしくしていても
だんだん、自分とその外側との境界が圧倒的につまらなく感じてきて。
8月頃までほぼ動かないでいましたが、
新作の打ち合わせを機に、自分自身を少しずつ外に慣らして
9月に仙台三越さんでのPOPUPにたどり着く事ができ、
11月には高崎にもお伺いできました。
そしたら、本当に楽しくて!
たくさんのお客様にあって、ポンポンと行き来する会話をして、
顔を見て笑って、こっちが似合うと思う!とか、これステキ!とか他愛もない事が。
そして、はやく東京に行きたいよ〜という声も聞いたり。
自分を気に入っている状態で保つために、決めごとってあると思うんですよね。
ひと区切りついたら、あの場所に行って・あのお店に寄ろうとか、
あの景色見に行こう、とか。
境界なんだなぁと、実感しました。
自分を面白く新鮮に感じるための。
そして 私たちの作っているものも、その境界を楽しくするものなんだって。
意外と(じゃないかもしれないけど)わかりづらいもの、作っていると思います。
けれどちゃんとお伝えすると、あれ?なんだこのブランド...どれもかわいいんですけど!!と、
思ってくださっている場面に遭遇すること、嬉しい事に時々あるんです。
なので伝えさえすれば、たくさんの方に見ていただけるかな?とも思うのですが、
まずは自分たちで直接伝える機会を作らないとな、と。
やっぱりお客様ごとに、お似合いになるものも違うし
一緒にいると、伝わってくるものあるんですよね。
ちゃんとそれを受け取っていかないと!と思って。
そして「いつかMIFUNE着るんだ、って思ってたんです」と
伝えてくださったお客様も何人かいて。
これは、長く続けていたご褒美だなぁと。
お顔は知っててもお名前を知らなかったり、
よくSNSで♡してくださる方はあなただったの...!なんて事も
この1年はよくありました。
そういう事、
ひとつひとつ機会があればぜひ会ってお伝えしていきたいし、大切にしていきたいです。
この時勢のモノ作りも、変えていかなければとヒシヒシ感じています。
例えばイタリアの装飾美なんて届かなくなっているし、
リピート決定していた生地が廃盤になってしまったり。
このリボンはあの工場さんしか作っていないのにもう無いんだ、、なんて事がたくさん起こっています。
手に入るものが限られてきたり、モノが手に入りにくくなるでしょう。
だったらどうやって形にし・お届けしていくか、という事も考えはじめているので
すこしずつ発表の仕方も変わっていくと思います。
それでもまだ 変わる事が楽しいので、なんとか続けていけるかな...と◎
昨年末にはじめたいと思っていたギフトのオンラインストアも、
少し時間かかっていますが、準備しています。
動けるタイミングがきたら、すぐ動けるように。
そして状況が許せば、いろんな街にいってみたいです。
皆さまにとって素敵な一年、良いスタートとなりますように◎
そしてお会いできるのを楽しみにしております!
本年もどうぞよろしくお願いいたします🎯
from : mtrism, 1st Jan. 2021
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■ KROFUNE online store ➡ https://krofune.theshop.jp/
まだまだ安心できない日々は続いていますが、
ほんの少し、得体の知れなさが薄れたというか馴れたというか。
ということで、お話し頂いてました仙台三越さんへPOP UPに伺います◎
例年だと、秋が深まる頃に仙台に伺ってますが、もうその頃の予測が全くつかないし...
行けるとき・会える時に注意を払って思い切って!
初秋の仙台は久しぶりなので楽しみです◎
今回は3days、店頭には毎日伺います。
広い店頭をフル活用して、ディスタンス保って接客いたします(^_^)
18日(金)〜20日(日)まで、皆さまのお越しをお待ちしております◎
🚩 MIFUNE / KROFUNE 2020SS in 仙台三越
仙台三越 本館2階 エスカレーター隣りのイベントスペースにて
9月18日(金) 〜 20日(日)、10:00〜19:30
デザイナー滞在日:18・19・20日
*21SS 春夏の新作もいち早くお披露目。ご試着・ご予約にて承ります。
*21SSワンピース・ガウンをご予約で、ノベルティ・プレゼントあります◎
* * *
取り急ぎお知らせまで、、、忙しくてご案内出来なくなる前に...!!
ぜひご予定くださると幸いです!
皆さまにお会いできるのを、楽しみにしておりますヽ(´ー`)ノ
from : mtrism, 17th SEP. 2020
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■ KROFUNE online store ➡ https://krofune.theshop.jp/
in TOKYO / mtrism
先日の8月1日で、MIFUNEをスタートして18年、KROFUNEも13年を迎えました。
日付変わって0時より販売した夏福袋も早々にSOLD OUT、
皆さま真夜中のショッピングありがとうございました!
毎年この日を迎えると、ありがたい気持ちと、
たくさんの方にお世話になりすぎている気持ちが拮抗。
ほんとうにいつも! ありがとうございます●●●
in Atelier / mtrism
今年は誰も思いもよらない運びの2020年を迎えています。
世界が小さくなって、自分のまわりだけに佇んでいる物を相手にしているような。
ニュースで見る東京は、それはそれは恐ろしく、
大丈夫なの?と心配いただいたりするのですが、散歩程度でほとんど出てないです。
明治神宮や代官山にタッチして帰ってくるだけでも気分転換に。
日常の買い物も、買いに行くより早く届いたりするので通販が多いし、
少人数でやっているので時間をつくるべく、前から宅配も最大限利用してたので
そういう変化はあまりないのですが…
Orange ROSE / mtrism
行きたい時に行きたいところへ
会いたい時に会いたい人のところへ、なんて
自分自身が動くにはルール変更、慎重に考える事が必要になり。
その部分は本当に何とかしたい!とは思っています。
お客様に会う事がなかなか叶わなかったこの4ヵ月ほど、
4月のアトリエは、春物のお届け準備で忙しくずっと籠りきりで生産の日々。
5月に入って先の見えない中、春物も秋冬のご予約も、いつも以上にオンラインSHOPでお買物して頂けて...!
おかげで、たくさんのお客様とメッセージのやり取りが出来て、まだ私達にできることがあると、本当に心強く思いました。
ほんとうに、ひとつひとつが嬉しかったです。
世界が小さくなったようにも感じたけれど、
オンラインを通して出来る事がとっても増えて、ある意味では青天井になったとも言えて。
新しいコミュニケーションをもっと試してみたい気持ちにもなりました。
TOKYO SKY / mtrism
ちょっといいな、と気がついた事。
よく行くお店でちょっとしたお心遣いいただいた事があって、
再訪した時にこの前ありがとう!みたいな話してたのですが。
今まで以上に「ここで買いものするね・またお越しやす」っていう関係性になってくかな、と
心地よい接客を受けて思いました。
お店もお客も、選ばれるっていうとあれだけれど、
信頼関係で売り買いするってお互い手を抜かないからカッコいいじゃないですか。って。
今までお会いした方とは、商品を通して、
よりパーソナルなお付き合いがしていけるのかと。
今まで見えなかった、別の面がうらがえって見えてきました。
そしたら少し面白いかも…と。
KROFUNE Parts / mtrism
8月末から、少しずつ秋のお届けも始まります。
9月にあるお話しいただいてます。ギュッと3日間の開催! 詳細は後日また。無事に伺えますように◎
21ssのお披露目・東京展は10月にスペース押さえていますが、さて出来るでしょうか?
お披露目とはまた別に
今ならではの楽しみになるような事、秋にスタートできるといいなと思っています。
形になったらインスタなどでご紹介しますので、その時はぜひ◎
そしてまた、何かしらの方法で。お会いできるのを楽しみにしております◎
2020年8月、アトリエより
mtrism surface design
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■ MIFUNE online store ➡ https://mifune.stores.jp/
■ KROFUNE online store ➡ https://krofune.theshop.jp/
3月の東京展の準備と平行して、アトリエでは春物のお届け準備も進んでいます。
2月下旬よりお届けスタートとなります。今しばらくお待ちください◎
先日もお伝えした東京展。
上の写真は仕上がってきた、秋冬新作のオリジナルプリントの一部より。
ここ最近はシーズンレス/長い季節使えるアイテムが人気のようで。
次の展示は秋冬ですが、何かをプラスすると秋冬だし、春にも着れる...というようなスタンスのモノづくりも考えています。
固定概念も時にクラシカルで素敵だけれど、
フレキシブルに捉われない事も新鮮なのだし。お披露目まで集中して仕上げていきます◎
アイテムの詳細は近くなったらInstagramでご案内しますが、ひと足先に東京展の詳細スケジュールを。
東京展は奥渋・代々木八幡にて下記の開催予定です。
一般のお客様もご試着・ご予約いただけますので、全ラインアップ見たいんです!という方はぜひ◎
MIFUNE / KROFUNE 2020-21AW Exhibition
会場:代々木八幡・奥渋「TOMIGAYARRD」
東京都渋谷区富ケ谷2丁目44-12-1F ➡Map
千代田線・代々木公園駅 八幡口
小田急線・代々木八幡駅 南口 より徒歩4分
3月17日(火)13:00〜18:00
18日(水)11:00〜18:00 (*ご予約状況で20時まで延長の可能性あり)
19日(木)11:00〜18:00
20日(祝・金)12:00〜18:00 (last appointment 17:00)
CARD OK!➡VISA, MasterCard, American Express, JCB Card
*お取引先さまや、これまでにご来場いただいたお客様には、ご招待状をお送りしております。
ご招待状を希望される方は「2月22日まで」に「お名前・お届け先のご住所」を
お問合せフォームよりお知らせください。
➡お問合せフォーム
*ご来場の際は、一般のお客様にもアポイントをいただいています。
アポイントが入っていない時間帯は不在にする事もあったりするので、ご迷惑をおかけしないよう...と思い。
ご予定決まりましたらInstagramのメールやDM、Facebookのメールからからご連絡ください◎
また、アポイントなしでもご来場いただけますが、ご予約のお客様が優先となります。ご了承ください。
➡Facebook ➡Instagram
いつもは平日3日間開催なのですが、今回は3月20日(金)が祝日なので4日間の開催。
普段の平日開催にお越しいただけない方も、ぜひご予定いただければと◎
そしてご来場のアポイントについて。
各お取引先のバイヤー様と、一般のお客様と、ご来場時間のご都合により、何組か一緒のご案内になる事も多々ありました。
ただ、ご案内しきれない事もあり....
なるべくかぶらずに、じっくりとご覧いただけるように、お時間の調整をお願いする場合もあります。
その際はご相談させてください◎
テーマやアイテムの詳細は、また後日ご紹介いたしますが、まずは日程のお知らせまで。
皆さまにお会いできるのを楽しみにしております◎
そして、タイトルにもある「T」という街「高崎」の事。少し書きたいと思います。
ちょっと長くなります。
春夏・秋冬と年2回、東京展やPOP UP SHOPのようにブランド側が主体になってお披露目する場合と、
各地のお取引先で「受注会」という形で新作のご予約会を開く場合があるのですが、
ここ5年ほど、毎シーズン通っていた群馬・高崎はFREE STYLEさん。
衣食住すべてに興味のあるFREE STYLEオーナーの大矢さんが、食とからめた受注会を企画してお声掛けしていただいたのが
2015年の5月、15-16AW展が最初でした。(→その時の記事はこちら)
この時点で大矢さんとは10年以上のお付き合いでしたが、FREE STYLEというお店の在り方とお客様との距離感がとても伝わってきて、
作り手の私たちも「作ることでこれだけ様々なレスポンスがあるのなら、作り続けるのもいいじゃない」と
とても刺激を受けたこの受注会をきっかけに、その後5年も群馬に通う事になり。
年2回とは言え、5年も通うと本当にたくさんの方達とお会いする事ができて。
お客様もチームフリスタの皆さんをはじめ、
最初は男性の方が多かったのですが、徐々に女性のお客様も増えてきて、
商品を見るだけでなく、お仕事の合間に会いに来てくださったり。
車移動に馴れているとはいえ、お時間かけて見に来ていただけて。
ご自身の価値基準をしっかりと持った、とても感受性の高いお客様がたくさんいらして。
お一人おひとりと、ちゃんとお話しできただろうか...と思いつつも、楽しい時間を頂いていました。
何かしら食と合わせての展示も多かったので、いつも美味しいワインを教えてくれるLのKさんだったり、
ZBNさんはスッポン雑炊と熱燗の会だったり、S醸造所のめっちゃ美味しいビールとB子さんのテキパキおつまみや。
椿町に移ってからはAKR屋のU子さんやMMDさんの美味しい珈琲とか。滞在中のランチはやっぱりHくんのT食堂に行くし。
そしてなんと言っても、ここ数年 会場としてスペースをお貸しいただいていたR本のOさんご夫妻とか。
...と、知っている方には何の意味もない伏せ字が続きましたが...笑
要は5年通うってすごく会えるんですよ、ほんと。
お客様も、お店の方も。
大矢さんとフリスタを通して、とても素敵な高崎の方達とお会いする事ができました。
そして、皆さまご承知の通りフリスタと大矢さんは、新しい方向に向いています。
そうだとしても予定を合わせて、この春も高崎に伺おうと試みたのですが、
いまの所の結論としては、春の受注会はお休み、という事になるのかと。
ちょっと別の角度からもお話ししますと、
いまファッション/アパレル業界というのは贔屓目にみてもとても厳しい状況です。
とても簡単に洋服が手に入るようになって、インスタントな位置づけになり、
お買物の優先度も随分と変わって来たと思います。
私たちもそうですが、日本で企業出資でないオリジナルブランドの出している商品って、
本当にひと頃から比べたら、オートクチュールかな?っていうような着数しか作っていない型もあったりして、
それなのに価格帯もものすごく頑張っているから、本当に“買い”なんです。
一方で、個人で経営されているセレクトSHOPの様子もここ数年でだいぶ変わりました。
お買物の位置づけが変わる、というのは
全部はお話ししないけれど「そういう事」なんですね。
せっかく色々とご縁をいただいた街なので、
よい企画を考えて、お伺いしたいと思っています。
あるいは、突発的に、大矢さんも何かやりたいってなるかもしれないし。
ただ、現時点では春のお伺いはお休みとなるので、
もし東京展に行ってみたいという方は、ぜひいらしてください(^_^)
ご希望の方にはインビテーションもお送りしますので、お届け先をお知らせください◎
まぁ そうは言いつつ、ひとまず遊びには行きますよ。一段落ついたら。
見かけたらお声かけてください。
そしてまた、何かしらのファッションをお届け出来たらと思っています。
その時はお会いできると嬉しいです。
See you next TAKASAKI, and Forever FREE STYLE!
from : mtrism, 11 Feb. 2020
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2020年もはじまって早くも1ヵ月が経ち、今日はもう立春です🌸
今年初のブログですが、どうぞよろしくお願いいたします◎
年末にインスタでご紹介していた2019年のベストセラー、こちらでもUPしておきます。
● KROFUNE 2019 Best Sellers
→Spring & Summer →Autumu & Winter
● MIFUNE 2019 Best Sellers
→Spring & Summer →Autumu & Winter
今年の年始は少しいつもと違い、いつも次の秋冬の柄を1月にデザインしていたのですが、
今回は12月中にすでに終えていたので、とても丁寧に様々な事の考えをまとめられました。
新年はこうしてはじまる方がいいですね...
そして落ちついた気持ちで、1月の中旬に半年ほどのスケジュールを計画。
中々に忙しくなりそうですが、春までのご予定をお知らせしておきます。
* * *
まずは、その1「3月の東京展」は、次の展示は2020秋冬の新作のお披露目と、
すぐ着ていただける春夏物をいくつか並べたいと思っています。
日程は、3月17日(火)〜20日(祝・金)の4日間。
場所は前回に引き続き、奥渋・代々木八幡のギャラリーにて開催致します◎
近日、日時の詳細をUPします。
全ラインアップ見たいんです!という方はぜひ、遠慮なくいらしてくださいね。
似合う帽子の形やサイズ相談、おすすめのストールやワンピースなど、デザイナーがお見立ていたします◎
* * *
その2「仙台三越さんでのPOP UP SHOP」を、
4月15日の水曜スタートで21日(火)まで1週間の開催となります。
こちらは帽子・ストールはもちろん、春物ガウンやワンピースはPOP UP限定柄をご用意しているのと、
他にもここでしか買えないアイテムをお持ちする予定◎
19日(日)までは、2020秋冬新作のご予約も承ります。(秋冬商品はセレクトしてお持ちするようになります)
4月の事となると随分先のような気もしますが、きっと春はすぐそこです。
初日の15日と、その週末の18・19日はデザイナーも店頭へお伺いしますので、ぜひ今からぜひご予定ください◎
...というように、まとめてのお知らせとなりましたが、
最新情報UPは、インスタグラムがメインとなりますので、こちらもぜひフォローしてご覧ください◎
Instagramはこちらから ➡ https://www.instagram.com/mifunekrofune/
あらためて春もはじまりましたし、2020年もどうぞよろしくお願い致します◎
from : mtrism, 4 FEB. 2020
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MIFUNE 20ssのテーマは「LEMON, GENOVA & ARIA」。
レモン、ジェノバ そして アリア...から想像できるところが舞台です。
ここ数シーズン、テーマは変わっても共通している感覚は、大人がオトナとして美しくある事。
身に付けてコンシャスであり、雰囲気が馨るようなアイテムを。
MIFUNEで言えば、今回は色/カラフルを楽しみました。
大好きだけれど、なかなか着るとなったら躊躇してしまうような、ライトなイタリアン・パステル。
これまでは難しいとされてきましたが、最近は肌のトーンや髪色、瞳の色など
上手にコントロールして、ペールトーンもグリーンもとても綺麗に着てくださいます。
もちろん、着やすいようにプリントカラーや色合わせでも調整していますが、
大人の方も楽しんでいただける、上品なペールトーンやヴィヴィッドカラーを取り揃えました。
帽子も、玉虫色の素材を使っての近未来なイメージや、
全長2mのトレンチコート風のベルトでミリタリーに飾ったり、
チュールで一見フォーマルなのに怪しげでアヴァンギャルドな雰囲気、
カンカン帽には脱ファンシーなエッジを効かせたり、と。
今回の装飾は、生地を中心にした新たな表面・表皮の方向性を見出せたのではと思います。
先シーズンご好評いただいたガウンは細かい部分をリモデル、
仕様に加えたフロントのボタンは、ガウンそれぞれの色に合わせてテイストも変えたり。
ほんの少しの調整でさらに着やすくなりました。
明るすぎる?可愛すぎる?と思われるペールトーンも着るとしっくり、
大人でも着ていただけるブライトな色合いです。
スカーフライクな、たっぷりと柄を纏えるBIGワンピースは、
ベルトをアクセントに。前で後ろで、結ぶ位置も絞り具合でも表情が変わります。
もちろん、ベルトなしで身体が泳ぐような着心地も健在。
開きすぎていない襟元も、とてもシックです。
そして、スーベニアな提案のグラフィックTシャツはレモンやピザなどのイタリアン・モチーフ。
ヘビーウェイトのあえてリブのしっかりしたTシャツが今のムード。
フォーマルなアイテムに合わせて遊んだり、思いっきりカジュアルを楽しんだり。
こうして見ると、随分と春カラーのラインナップ。
でも東京展でお試しいただいたり、並んでいる感じをみても
まったくやり過ぎ感はないのです。
ほんとに、軽やかな春が来たな!という浮かれすぎていないPOPさ。
MIFUNEのチュールBAGは少し小さめの持ちやすいサイズ。
ピンクやベージュといった可愛らしいカラーに惹かれる一方、
ちょっと可愛らしすぎる?という気持ちを、このBAGなら満たしてくれるのでは?というアイテム。
春物でお出ししているシルク多めのシルクコットン・ストールも、
今回はいつもより15cmほど長くなったので、ぐっと巻きやすいサイズ感に。
デニムブルーでもなく、青空ブルーでもない水色がモードな色合い。
ライトグレーにカーディナルレッドの英文字タイプは、
映画・ニューシネマパラダイスの一節をデザイン。
どのアイテムも計算されたライトカラーなので、
心おきなく春を満喫してもらえるはず◎
ぜひMIFUNEの春夏で、身に付けて・袖を通して
色遊びを楽しんでいただけると嬉しいです。
from : mtrism, 26th Oct. 2019
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KROFUNE 20ssのテーマは「LEMON, GENOVA & ARIA」。
レモン、ジェノバ そして アリア...から想像できるところが舞台です。
ここ数シーズン、テーマは変わっても共通している感覚は、大人がオトナとして美しくある事。
身に付けてコンシャスであり、雰囲気が馨るようなアイテムを。
今回のKROFUNEで言えば、ダークでファンタジックなテイストです。
例えば帽子。
ネクタイを巻きつけたり、薄いウールにファスナー、
存在する気がしないイタリアン・ヘヴィーメタル等、ダークでありつつエレガントな空気を追及したり。
カジュアルでストリートなイメージのCAPは、
プリーツをあしらってモード系に、
ロープやゴシックな金属ボタンでスタンダードなイメージに、
刺繍でゴシックな雰囲気に。
…と、表皮を纏うことでイメージを変える、という事をシンプルな方法で形にしてみたり。
ウェアやストール・BAGなども、艶と湿度のある黒・空気感を表現したり。
美しい事をまっすぐに美しいと明言するカルチャーに感銘を受けてお作りしました。
MIFUNEもKROFUNEも
オリジナルプリントでウェアやストールをお作りする事が多いですが、
今のような形ではじめたのは 2012春夏のシルクスカーフからなんですね。
簡単に数えてみても8年、1シーズンは帽子だけの時もあったので
15シーズンもやってるの...!と。
ここ数シーズン、纏う事を再認識して、柄の作り方もだいぶ変わったのですが、
今回の20ssで白っぽいグラフティアートや筆跡のような柄が出来た時は
またこれから変わっていくな...と思いました。
気の利いた無地の洋服は本当に簡単に手に入るようになったので、
人とカブらない事を考えると、柄や生地合わせの「表皮」への意識がオリジナリティなのかなぁ...と
いま一度気づきはじめています。
ご好評いただいているドレス・ターバンは今回KROFUNEからはドットとオールブラックの2種、
MIFUNEからブラッドオレンジのような色違いでお作りしています。
今回のターバンはとてもスタイリッシュ。
流行りの大振りヘアピンや、
お手持ちのスカーフと重ねづけされても素敵だと思います。
そして、インスタに載せていろいろコメントをいただいた
ブラック・チュールBAG。
BAG本体の大きさは50cm×55cmと大きく、そこにチュールがファサっと覆いかぶさっているので、
大きいバッグ、という印象なのですが、
バッグの容量にあわせて沢山入れたりはしないでほしい、という...
なぜなら、見た目優先でお作りしているので、持ち手の素材が繊細なのです。
黒いふわふわを連れ歩く、ぐらいでコーディネートいただけると
存在感として楽しんでいただけると思います。(ちょっとムリヤリですね...笑 でも かわいいですよ)
そして余談を。
イタリアをテーマにする上でいくつかの参考資料を見聞きしましたが、
題名とうって変わって憎めず笑ってしまうのが、映画「マフィアは夏にしか殺らない」。
お時間ありましたら見てみてください。イタリア人の耽美・刹那 etc...がよく出てると思います。
そこかしこに、KROFUNEらしさを認識いただけるのでは、という春夏の新作。
ぜひ、各地の受注会や店頭でお楽しみください◎
from : mtrism, 25th Oct. 2019
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いよいよ開催まで2週間となりました、2020年 春夏のお披露目。
ここからは「その日何をするか」「何を作って・どう進めるか」...カオスの日々のはじまりです。
お披露目までまったく隙のないスケジュールですが、淡々としっかり時間をかけて作り上げようと思います◎
商品の詳細はSNSにてご紹介していきますが、東京展・各地オーダー会・POP UP SHOPのスケジュールを。
東京展は新しいスペース、代々木八幡・奥渋にて下記の開催予定です。
一般のお客様もご試着・ご予約いただけますので、全ラインアップ見たいんです!という方はぜひぜひ◎
🚩vol.001 MIFUNE / KROFUNE 2020SS Exhibition 東京展
会場:代々木八幡・奥渋「TOMIGAYARRD」
東京都渋谷区富ケ谷2丁目44-12-1F ➡Map
千代田線・代々木公園駅 八幡口
小田急線・代々木八幡駅 南口 より徒歩4分
10月15日(火)13:00〜18:00
16日(水)11:00〜18:00
17日(木)11:00〜18:00 (last appointment 17:00)
CARD OK!➡VISA, MasterCard, American Express, JCB Card
*お取引先さまや、これまでにご来場いただいたお客様には、ご招待状をお送りしております
*ご来場の際は、一般のお客様にもアポイントをいただいています。
アポイントが入っていない時間帯は不在にする事もあったりするので、ご迷惑をおかけしないよう...と思い。
ご予定決まりましたらInstagramのメールやDM、Facebookのメールからからご連絡ください◎
また、アポイントなしでもご来場いただけますが、ご予約のお客様が優先となります。ご了承ください。
➡Facebook ➡Instagram
■■■東京展での一般のお客様の新作ご予約について■■■
今までご予約時に全額のお支払いを頂いていましたが、
東京展やオンラインSHOPでご予約いただいた事のあるお客様には、
商品代金の30%以上を内金として頂き、
商品発送前に残金のお支払いをクレジットカード・銀行振込にてお願いいたします。
(初めてのお買物をいただく場合は、初回のみ全額のお支払いでお願いいたします)
ご予約後のキャンセルや変更はお承けできません。ご了承ください。
東京展でお買物いただいた場合、お届け時の送料サービスとさせて頂いています。
平日開催となりますが、ぜひお越しください◎
* * *
🚩vol.002 MIFUNE / KROFUNE 2020SS in 群馬・高崎 FREE STYLE
会場:群馬 高崎・椿町「REBEL BOOKS」
〒370-0059 群馬県高崎市椿町24-3
会期:10月25日(金) 〜 28日(月)、デザイナー滞在予定:27日(日)14時頃〜・28日(月)17時頃まで
遊牧スタイルとなったFREE STYLE大矢さんオーガナイズのご予約会。
また椿町界隈に伺える嬉しさと言ったら...!!!
高崎・近隣の皆さま、お待ちしております◎
* * *
🚩vol.003 MIFUNE / KROFUNE 2020SS in 仙台 TRANCE
会場:仙台・春日町「メリラボ」
〒980-0821 宮城県仙台市青葉区春日町6-15 GIPビル1F
会期:11月2日(土) 〜 10日(日)*途中休日あり、デザイナー滞在予定:10日(日)12時頃〜
おなじみ仙台TRANCEシホさんのご予約会。
平日・連休とロングランでご覧いただけますので、どこかでぜひご予定ください(^_^)
デザイナーは最終日ギリギリになりますがお昼頃から終日おじゃまします。
お会いできるのを楽しみにしております◎
* * *
🚩vol.004 MIFUNE / KROFUNE POP UP SHOP in 仙台三越
仙台三越 本館2階 エスカレーター隣りのイベントスペースにて
11月13日(水) 〜 19日(火)、10:00〜19:30
デザイナー滞在日:13日、16・17日
*20SS 春夏の新作はご予約にて承ります。春夏商品の展示期間は「13日〜17日まで」です。
全商品ではなく、ウェア類を中心にセレクトしてお持ちいたします。
*1点モノの販売は 初日の13日より。近くなりましたらインスタグラムなどSNSにてご案内いたします。
*デザイナー滞在日は終日店頭にいる予定ですが、途中休憩で不在の場合があります。
ご来店のご予定がお決まりの場合は事前にメールかお問合せフォームよりご連絡ください。
準備してお待ちしております◎
* * *
...盛りだくさんの告知ですみません、、、忙しくてご案内出来なくなる前に...!!
東京展にはじまり、各地にお伺いするのも、仙台三越さんでのPOP UPも。
ふだん、制作やデザインで決まった方々しか会わないので、お客様にお会いするのが楽しみです◎◎◎
仙台三越さんのPOP UP、何をお持ちしようかな〜〜♫
ぜひご予定くださると幸いです!
皆さまにお会いできるのを、楽しみにしておりますヽ(´ー`)ノ
from : mtrism, 1st OCT. 2019
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先日の8月1日で、MIFUNEをスタートして17年、KROFUNEも12年を迎えました。
毎年、よくここまで来たもんだと思いつつ、沢山の方々にお会いできてこその今だと思う一日。
いつもありがとうございます。
今年の春に書いたのですが、秋冬お届けの時に同封しようと思っていた
MIFUNEとKROFUNEがどうやって始まったかを書いた印刷物を読み返していたら、本当に偶然はじめているんですね。
偶然テキスタイルを作って、
たまたま帽子にして、
黒だけのブランドも作って、
成り行きで職人さんと直にやり取りするようになって、
わからないままウェアも作りはじめて、
たまたまスカーフを作るルートを持っている方に会って。
その都度「こっちだよ」と示す方達に出会ってやってみている。
何が取り柄かと言えば、変わる事・新しい気分というのが大好きなので、
何かがはじまる事に、どうやら何の躊躇もないようなのです。
また別な話ですが。
今から10月の春夏お披露目に向けて、新しいモノを作っていきます。
他のブランドさんはわからないけれど、
私たちはその都度テーマを決めて
帽子だけでなくトータルでスタイリングできるように商品構成を考えていきます。
ただ、各お取引先に全部は並びません。
ネットでもすべて見せたりしていません。
大雑把に言うと、それだと半分も伝わってないだろうな、と思っています。
けれど、それを逆手に取って、何かできないかな?とも思っています。
どこでも同じモノではなく、
それぞれのお店でしか手に入らないものがあってもいいのかな、と。
さらに別な話ですが。
特別なモノ作りができないかな?と考えています。
この1年ぐらい、また「他の人とカブりたくない」という流れが強くなってきた気がします。
東京展や受注会で時々あるのですが、デザイナーとお客様がやり取りして、
「この形で別な色の帽子を作ることになった」とか、
「このアイテムをアレンジしてベルトをつける事になった」とか、
ちょっとしたオーダーメイドのような商品をお作りする場合があるのです。
もちろん 出来る事の範囲に限りはありますが、
そういうスペシャルなモノ作りもデザイナーと直接やり取りできる東京展などでは
お伺いできるのかな、と思っています。
...というような。
既存の在り方をどんどんチューンアップして行こうと。
考え方ひとつで変わる事。新しい気分でいるために。
まずは10月の東京展にて、お会いできるのを楽しみにしております◎
2019年8月、アトリエより
mtrism surface design
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今回のMIFUNEのテーマは「SAND BEIGE」。
様々なテイストが入り混ざらないようある線引きはあるのですが、
どちらかというと色味に重心を置いたコレクションとなりました。
ここ最近、柄の作り方が変わってきました。
前は細かな部分の共鳴ばかり気にしていたとしたら、今はぐっと引いて距離をとっている感じ。
その感じを掴んだので、随分と楽になりました。
BIGワンピース用に作った柄の3点は実は繋がっていて、1.3m×4.2mほどの1枚になります。
ブランドとは別の、mtrismでお承けするデザインの案件で
時々ですが「大きいものを作るイメージ」を求められる時があります。
日本画で言えば 六曲一双の屏風ぐらいの、空間一面を埋め尽くす大きなイメージです。
そういう事、ブランドに影響するのも面白いのでは?と思って、
今回の柄は実はそのようにして作った本人はいろいろと遊んでいます。
その感覚は、コラボレーションしているREIKOMONOさんの糸との色合わせなどにも出ていると思います。
今回のREIKOMONOさんの糸も、毎度の事ながらいろいろ考えての配色。
考えて、というのがそのまま形になるわけではなく、
REIKOMONOさんの「紡ぎ」という、同じものが再現出来ないようなリズムが加わってくるので、
糸が仕上がってくるまで解らないのが、スヌードを作る面白さ。
紡ぎ方も新しいトライをしてもらっていて、
そういう部分は形になった時の佇まいに出るのかなぁ...と思いながら。
スヌードは19-20AWで7シーズン目になるでしょうか。
色めとしては、MIFUNEでご用意したアッシュミント「MENTHA」は、
カーキやグレージュも含んだアイスなグレーが美しく、明るめのアッシュテイスト。
ベージュブラウンは、ミルクティーのような柔らかいブラウンのトーン。そして定番のネイビーふたたび。
KROFUNEのブラック&ホワイトもシャープでかなりよい感じです。
そしてコレクションがはじまる前に、
バイヤーの方や、東京展にお越しいただいたお客様にお送りしているインビテーション。
このご案内が届くところから、コレクションがはじまっているのですが、
嬉しい事に毎回このインビテーションを楽しみにしてくださっているお客様も多く、
印刷物が好きな私たちとしてはとても嬉しいのです。
私たちの中で、ですが、今年のはじめにある決めごとをしたんですね。
そうしたら、ちょっとした目に触れるものからすべて、今まで以上に手をかけたい気持ちになって。
そういう気持ちが、今回のインビテーションにも出ていたのか、
また別ジャンルでモノ作りをしている友人が「ご案内もらった時に、今回は何かすごく違う事があったみたいだから、絶対に行かなきゃ、って思ったよ」と、会いに来てくれて。つくづく、あぁ出ちゃうのね、と思った次第。
そしてそれが伝わるんだというのは、大げさに言うと希望だな、と思いました。
...というように。
ある決めごとがMIFUNEの見せ方を少し変えたかもしれません。
アタマだけでなく洋服も楽しんでいただけるコレクション。
MIFUNEとKROFUNEの秋冬、ぜひご覧ください。
from : mtrism, 5 May. 2019
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今回のKROFUNEのテーマは「BLACK SEA」。
ここ最近にしてはめずらしく、言葉の響きやイメージからモノづくりをしたコレクションとなりました。
あたらしいモノを作りはじめる時は、何をインプットしてきたかを問われます。
それは、自ら得ようとした感覚だけでなく、受けてしまった(受けたくなかったニュアンスの)ものも、
実は活きているという気がした今回。
でも「ネガティブ受けてしまった」だけでなく「こんな事思いもよらなかった(タナボタ)」だったり、
「しばらく忘れてたよ(これをキッカケにぐっと思い出した!)」 とか様々。
帽子にもその片鱗は如実に出ているし、ウェア類もいつもよりパキッとしたダークを追求してみたり。
KROFUNEらしさとは?が再認識いただけるような秋冬となりました。
BLOGなので少し長めに、覚え書きもかねて。
次のコレクションの構想をはじめる時期は、
新作を作って展示会が終わって 各地の受注会がはじまる頃には、だいたいもう考えています。
なのでこの19-20AWの構想をはじめたのは、昨年の11月初め頃。
その頃というのは、コレクションで空っぽになったアタマに、色んな素敵を目にしてあらゆるインプットをしていく時期。
今回はその頃にKROFUNEに関するお話しをいただいて、打合せをしたのですが。
その打合せで、KROFUNEをはじめた頃のダークな拠り所というか、感触というか、
ブランドを続けるにあたって、積み重ねてきた考えに埋もれてしまっていたかもしれない場所に、
光があたった感じで。
シンプルにKROFUNEとは? という事に向き合う時間が持てたのでした。
こういう事が起こると、いつも本当に不思議だなぁ...と思います。
自分だけでは気づけなかった事を、他の形をとって気づかせてもらえるというか。
そういうストーリーも今回のKROFUNEは持ち合わせています。
秋に手にとって頂ける時に、そのカケラも一緒にお渡しできますように。
from : mtrism, 5 May. 2019
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令和。とてもよい響きの新元号も発表され、元号発表に気を取られてエイプリルフールが終わってしまったけれど、新年度も無事スタートした4月。
3月に代官山にて開催した秋冬お披露目の際は、お越しいただきありがとうございました◎
アトリエではまだまだ春のお届け準備だけでなく、
4月17日スタートの仙台三越さんでの期間限定SHOPの準備も佳境です。
上の写真は春夏新作のシャツガウンやワンピース、ストールに夏の帽子など。
仙台三越さんでは、本館2階のニューヨーク・ランウェイにて、帽子やストールを中心に置いて頂いています。
なのでウェア類は期間限定SHOPならでは◎
MIFUNEからは、ガウン4柄・ワンピースは限定柄を含む3柄、
KROFUNEからもガウンとワンピースをお持ちします。
ほか、シルクコットンのスカーフやストール、リネンのストールも。
そして帽子は夏のHAT、1点モノをお持ちする予定。
ベーシックカラーだけれどかっこいいのを考案中。
間に合えば、1点モノのアクセサリーを...と、期間限定ならではのラインナップ◎
すぐにお買物いただける春夏のアイテムだけでなく、
お披露目したばかりの秋冬の新作からも
ワンピース・スヌード・ストールや一部の帽子とドレスターバンはお持ちする予定。
もちろんご試着もできますので、どれがお似合いになるか 少し先のお買物のお供ができればと思います。
MIFUNE / KROFUNE POP-UP SHOP in SENDAI MITSUKOSHI
仙台三越 本館2階 エスカレーター隣りのイベントスペースにて
4月17日(水) 〜 23日(火)、10:00〜19:30
デザイナー滞在日:17日、20・21日
*19-20AW 秋冬の新作はご予約にて承ります。秋冬商品の展示期間は「17日〜21日まで」です。
*1点モノの販売は 初日の17日より。近くなりましたらインスタグラムなどSNSにてご案内いたします。
*デザイナー滞在日は終日店頭にいる予定ですが、途中休憩で不在の場合があります。
ご来店のご予定がお決まりの場合は事前にメールかお問合せフォームよりご連絡ください。
準備してお待ちしております◎
今回の春の仙台、デザイナーがお伺いできるのはこの期間限定SHOPのみとなります。
お買物はもちろん、近くまでフラリと来たよ〜とか、前に買ったストールの巻き方教えて〜とか。
お会いしてお伝えできる事はこの機会にぜひ!と思っております。
皆さまにお会いできるのを楽しみにしております◎
from : mtrism, 2 Apr. 2019
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立春大吉。いよいよ本格的に目まぐるしく動き出してきました。
節分はご近所の代々木八幡宮にて、今年は日曜日だったので本当にたくさんの人出。
そのわりに福もたくさん頂けて、ありがたく立春を迎えました。
そして早いもので、次の秋冬コレクションも来月に控えております。
立春早々、結局何を作って・どう進めるか...最終的な打合せをしっかり終えました。
...かなりの充実度!
上の写真は先週入稿した今回のオリジナルプリントの一部。
しっかり纏えるものに変身の予定。
お披露目までまったく隙のないスケジュールですが、淡々としっかり時間をかけて作り上げようと思います◎
また近くなったらご案内しますが、ひと足先に東京展のスケジュールを。
東京展は代官山にて下記の開催予定です。
一般のお客様もご試着・ご予約いただけますので、全ラインアップ見たいんです!という方はぜひぜひ◎
MIFUNE / KROFUNE 2019-20AW Exhibition
会場:代官山「A.S ANTIQUES GALLERY」
東京都渋谷区恵比寿西1-31-15 2F ➡Google Map
代官山駅,正面口より 徒歩2分
3月19日(火)13:00〜18:00
20日(水)11:00〜18:00
21日(祝・木)11:00〜18:00 (last appointment 17:00)
CARD OK!➡VISA, MasterCard, American Express Card
*お取引先さまや、これまでにご来場いただいたお客様には、後日ご招待状をお送り致します。
お届けはメール便にて3月初旬頃の予定となります。
*ご来場の際は、一般のお客様にもアポイントをいただいています。
アポイントが入っていない時間帯は不在にする事もあったりするので、ご迷惑をおかけしないよう...と思い。
ご予定決まりましたらFacebookやInstagramのメールからご連絡ください◎
➡Facebook ➡Instagram
今回は21日が祝日なので、普段の平日開催にお越しいただけない方もぜひ!
テーマやアイテムの詳細は、また後日ご紹介いたしますが、まずは日程のお知らせまで。
皆さまにお会いできるのを楽しみにしております◎
day off, January 2019
こうして 新しいものを考えたり作ったりすると、
素敵なものを思う存分目と脳に流し込みたくなります。おなかが空くのと一緒。
1月も合間をみては、原美術館で開催中のソフィ・カルや、東京都庭園美術館で開催中の岡上淑子の展示へ。
どちらの展示も素晴らしいのですが、作品だけでなく建築も素敵なのがこの2つの美術館。
時代はそれぞれ違いますが、本当に手をかけて作られた空間。
原美術館は12月末まで開催していたリー・キットの展示、
‘ We used to be more sensitive.’ 「僕らはもっと繊細だった」の時も
作品と空間とが呼応していて時間を忘れるほど。
庭園美術館も、朝香宮邸が何度来ても美しくて。
ラリックの照明が素敵なこと…
大理石の表情が豊かなこと…作品も見て設えも堪能。
庭園に出てみたら、
いちばん最初にここへ来たロバート・メープルソープ展を思い出した...というように
それだけでも随分と時間を経て今がありますが、変わらず在る事に驚くほど。
思いがけず目にした素敵がちょっと過剰だったかもしれない、と。
どちらの美術館もまた次の季節に訪ねると思います。
そのためにもお披露目準備をつつがなく! がんばります◎
from : mtrism, 5 Feb. 2019
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■ instagram ➡ https://www.instagram.com/mifunekrofune/
■ MIFUNE online store ➡ https://mifune.stores.jp/
■ KROFUNE online store ➡ https://krofune.theshop.jp/
3月のお披露目にむけての新作打合せは、12月から少しずつ始まっています。
今回一番早かったのは、REIKOMONOさんに紡ぎ糸をお願いしているスヌードから。
REIKOMONOさんには毎年テーマに合わせて、色の配合・どんな方が身につけるか・身につけた時にどんな雰囲気になるか...
他にもたくさんのイメージを伝えて、紡いでもらっています。
プラスのイメージのほか、こんな風になったらイヤ・この色は隣り合いたくない...など、
NG要素もしっかり伝えて作っていただくので、本当にメンドクサイと思います...笑
でもその甲斐あって、スヌードとして仕上がって身につけていただくと
本当にコンシャスに気分が上がるアイテムになるので、7シーズンもお付き合いいただいています。
7シーズン作ってもまだ色彩の組み合わせって際限ないのですね。
合わせるファーのイメージも大枠はそこで決めるので
「またスヌード買うハメになる...」と言いながら、毎シーズンREIKOMONOさんは買っています...笑
今回もかなりよい仕上がりのはず。めずらしくKから2タイプ、Mからは3タイプの予定です。
またこちらでご案内しますが、これまでのいくつかはオンラインSHOPでもお買物いただけます◎
➡ MIFUNE 2017AW スヌード/ショートタイプ
➡ MIFUNE 2017AW スヌード/ロングタイプ
➡ MIFUNE 2018AW スヌード/ショートタイプ
➡ MIFUNE 2018AW スヌード/ワイド・ロングタイプ
➡ KROFUNE スヌード/ロングタイプ
他のアイテムもぞくぞくと進行中。
ちょっと面白いNEWアイテムも出来るかなぁ、と思っています。K で。
あと、スーベニア的なアイテムもお出しできるかなぁ、、と調整中。
もう少ししたら、ご案内できると思います◎
こうして新しい事を進めつつ、時々リフレッシュ。
以前 長い年月を過ごした世田谷へ。
すこしずつ街も変わってきていますが、懐かしい景色もたくさん。
ちょうど過ごした頃は、ドメスティック・ブランドとして活動している方々が本当に多くて、
○○さんとここでよくお茶したなぁ〜とか、このお店☆☆くんたちと行った!とか。
あたり前のことだけれど、今よりみんな若かったので
あーでもない・こーでもない、ホントよくしゃべってました...笑
脱線して他愛のない事もそれはたくさんあったけれど、
でもほとんどが「自身のブランドを良くしていきたい」という話。
役には立てるかわからないけど 話は聞けるよとか、
その場合はこうだったよ・これでいけたよ、とか。ほんと真面目ですよ、みんな。
だから、そうやって出来た商品を丁寧に扱ってくれるバイヤーの方と会えた日には本当に嬉しくて。
今から考えると、ずいぶん遠回りしちゃって...と思いながらも愛しき日々。
こんな風に、いろいろ思い出したりしながらの散策。
松陰神社のあたりが今とても元気だと聞いて、こちらも久しぶりに商店街を。
コンビニも見あたらないぐらい、本当に地元や個人商店の方が多く、とても活気があってびっくり。
このあたりで暮らすのも楽しそう!...ってぐらいがちょうど良いかと思いながら帰ってきました。
また別な季節に行きたいと◎
from : mtrism, 25 Jun. 2019
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■ instagram ➡ https://www.instagram.com/mifunekrofune/
■ MIFUNE online store ➡ https://mifune.stores.jp/
■ KROFUNE online store ➡ https://krofune.theshop.jp/
マトリスムではMIFUNEとKROFUNEのブランド運営のほか、
企業や他ブランドのグラフィックやWEBなどのデザインや製作をさせていただく機会もあるのですが
当然その時間と言うのは、新作でとにかく立て込んでいる時期「以外」となるので、
新作を作り出すこと・生産すること以外で、自身のブランドに関することが手薄になりがちでした。
あるいは、そうは見えなくとも自分ではもっと手をかけたい、という気持ちがありました。
そんなこと言わずちゃんとしよう、と思っても時間は有限。
いちばんお客様に伝えられることって何だろうと思ったとき、商品と一緒に手に届くものからだな、と。
まずはブランドから直にお届けする商品から、と
オンラインSHOPでお買い物いただいた時にお送りする一式をリニューアルすることに。
...という事で、2019年からは お買い上げいただいた商品・MIFUNE / KROFUNE に応じて、
オリジナルカードと、お客様のお名前をサインしたカード、商品お取り扱いについての記載を同封することに。
そして今までお送りしていた納品書などは形式的なものなので、ご希望がない限り紙では入れないことに。
紙でお出しする前に、メールやサイト上で記録に残っているので、
個人情報が掲載されたものは処分にも、お手間をとらせてしまうし...と、仕組みを変えました。
もちろん、納品書や領収証が必要な場合はお送り致しますので、ご注文時にお申し付けください◎
(発送後に必要!となった場合は、データでお送りします)
それらシステムを変える前に、ステッカーもお作りしていたので
年末あたりから、お会いした方やお買物くださったお客様にお渡ししていました。
こちらもお届け時に同封しています◎
こうして少しずつでも、イメージを作り手としてお伝えするために。
お手に取ってご覧いただけると嬉しいです◎
from : mtrism, 16 Jun. 2019
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■ instagram ➡ https://www.instagram.com/mifunekrofune/
■ MIFUNE online store ➡ https://mifune.stores.jp/
■ KROFUNE online store ➡ https://krofune.theshop.jp/
SNSに頼り切り、ほとんど更新せずのNEWSブログ。
インスタなどはヴィジュアルメインで、お知らせについては2019年はこちらを更新していきます。
どうぞよろしくお願いいたします◎
そのインスタですが、2018年のベストセラーもUPしております。
● KROFUNE 2018 Best Sellers
→Spring & Summer →Autumu & Winter
● MIFUNE 2018 Best Sellers
→Spring & Summer →Autumu & Winter
2019年のはじまりと共に、半年ほどのスケジュールがほとんど決まってしまうのですが、
まず春までのご予定をお知らせしておきます。
? 2019-20AWの新作お披露目・東京展は、3月19日〜21日に代官山にて。
最終日の21日は祝日なので、ぜひ遊びにいらしてください◎
? そして、4月17日の水曜スタートで23日までの1週間、仙台三越さんにて期間限定SHOPを予定しています。
春物の新作もお持ちしますし、できればココでしか買えないというアイテムもご用意したいと思っています。
以前はよく1点モノをお作りしていたのですが、最近またその製作熱が高まってきて。
何を作ってお持ちできるか、私たちも今から楽しみにしています。
随分先のような気もしますが、もう1月だって半ばですから...!
きっと春はすぐそこです。デザイナーも数日お伺いするので、ぜひ今からご予定いただければと思います。
...と言うような、文字数がかさむお知らせはこのNEWSブログで更新して行きます。
製作にまつわる日々の出来事なども書きたいと思います。
インスタグラムでは、ヴィジュアルメイン。
NEWSブログとはまた違った面をお伝えできると思います◎
Instagramはこちらから ➡ https://www.instagram.com/mifunekrofune/
あらためて、2019年もどうぞよろしくお願い致します◎
from : mtrism, 14 Jun. 2019
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■ instagram ➡ https://www.instagram.com/mifunekrofune/
■ MIFUNE online store ➡ https://mifune.stores.jp/
■ KROFUNE online store ➡ https://krofune.theshop.jp/
もう残すところ1日となりました、2017年。
今年もMIFUNE / KROFUNE をご贔屓いただき、ありがとうございました◎
今年のベストセラー、インスタにUPしております。
● KROFUNE 2017 Best Sellers
→Spring & Summer →Autumu & Winter
● MIFUNE 2017 Best Sellers
→Spring & Summer →Autumu & Winter
今年、特に人気だったのはベレーだったなぁ〜...という印象があります。
帽子は、形によって元になる素材があって、それをデザインによって形成して商品のベースとなるのですが、
その素材としてのベレーも、姿を消すほど...!
それほどトレンドに左右されることの少ないMIFUNEとKROFUNEでも、
今年は帽子まわりはスタイリッシュにまとめて、ウェアーの方でボリューム出したりというコーディネートもよく見られた気がします。
その集大成が、秋冬から登場したドレス・ターバン。
飾りたい・ヘアスタイリングいらず・コンシャス...と、
使い慣れたらこんなに頼もしいアイテムはないのでは?という商品で、
一躍人気アイテムの仲間入りとなりました。
いくつか定番でお出ししている商品はありますが、このドレス・ターバンもコレクションごとのテーマに合わせて
毎シーズン、新作を発表していく予定です。
...と。急に商品の話しをいっぱいしてしまいましたが...笑
今年一年、とっても早かったなぁ〜何があったっけ?と、先ほどインスタグラムを振り返ってみましたが、
あぁ、これも今年? あったあった...!!と、ちゃんと濃密に過ごしておりました
受注会などで、各地のお店に伺う以外にも、
催事や、コレクションごとに開催する東京での展示会も一般公開するようになって
よりたくさんのお客様にお会いできる機会も増えました。
その分、直に反応を見れるので本当に色んな事が倍速でわかる気がします。
MIFUNEとKROFUNEは、ビジネス色が強いブランドというよりは、
もっとプライベートな感覚を元に発信されているブランドです。
気にしなかったら通り過ぎてしまうような出来事や、
「あ、これいい」と感じたものをベースに形にしている事もよくあります。
感覚的に作ったものを、その感覚に触れた人達が反応していくような。
そのやり取りが、ダイレクトに感じれる事が多くなったので、その分情報量が増えたんですね。
でもその情報は、SNSなどで得られる公開されたものじゃなくて、「その時」のもの。
とても贅沢な時間だなぁと、つくづく、ひしひし感じた1年でした。
本当に、たくさんのお客様にお運びいただいた1年。ありがとうございました◎
来年はもっとたくさんの方にお会いできるよう、年始にフレッシュな気持ちで作戦会議したいと思います。
皆さま どうぞよい年末年始をお迎えください(´▽`)ノ
* * *
追伸。
久しぶりに福袋をお作りしました!
MIFUNEとKROFUNEをミックスしてお届け、数量限定のご用意となります。
今季アイテムのサンプルが入っている場合もあります。
福袋の発送は年明け・1月5日より、ぜひご覧いただければと思います◎
→MIFUNE / KROFUNE2万円福袋 →MIFUNE / KROFUNE1万円福袋
本日・8月1日で、MIFUNEをスタートして15周年/KROFUNE 10周年を迎えました。
毎年 感慨深く迎えるこの日。たくさんの方にお会いする事ができてここにいます。
お客様もお取引先の皆さまも、いつの間にか長いお付き合いになった モノ作りを託しているご担当者の皆さまも。
いつもありがとうございます◎
昨年のNEWS BLOGでは「15周年を迎える頃、もっと豊かな気持ちでいられるように」と書いていました。
時間の流れはとても早いけれど、自分たちの考え方の変化や出来るようになった事を振り返ると、1年前が遥か遠くのことに感じています。
本当に1年って、なんて早くてゆっくりなんだ、と矛盾した気持ち。
そして、願った方向に進むのだという嬉しい気持ち。
15年はあっというまで、ついこの前まで手のひらにあった事。不思議なとしつき。
* * *
ブログなのでもう少し他の事を書きますが...
最近おもしろいなぁ...と思っているのは「視点」です。
例えば何かを作るとき、自分たちはこれで良い!と思って結論を出し・見せる...という事になるのですが、
あれだけ試行錯誤して結論を出したのに、他の人が見たら、思いもよらない所が気になってしまう。
え?そこ?...と思った後に、今までなら「え〜、これ良いのに。この良さココよ!」と、
伝わらない事にビックリしてしまい(その場ではね。後でちゃんと理解します)、
大げさに言うと 愕然としてましたが、
最近は、え?そこ?の後、この人は何でここが気になったんだろう。わたし全然気にならなかったのに。
面白いなぁ〜、この人。...と、全部が全部じゃないですけどね、仕事のことについてはそんな面白さが出てきました。
考えが違うあの人もこの人も、良くしたいというのは一緒。
その一緒という部分は、繊細に見極める必要はあるけれど、方向性が示されさえすれば、ちゃんと辿り着ける。
例えばディレクターという職業は、物事を方向づける人であり、進める上で何か困ったらパッと旗を上げて
「こっちだよ〜」と言う人。
なので、何人か「こっちだよ」という役目の人がいると、示される方向がバラバラになる可能性もあり、
ただ面白い事に、バラバラになったとしても「良くしたい」というのは同じなんですよね。
そういう時、試されるなぁ...と思ったりして。
マトリスムでは、MIFUNEやKROFUNEのブランド運営のほかに、様々なデザインに関する仕事を依頼される事があります。
自分たちでは普通にデザイナーとして参加しているつもりでも、いちアーティストとして見られる場合がほとんど。
デザインだけでなく経済や他の感覚も持ち合わせたアーティストとして、難問に対峙する事もあり...
自分たちだけで完結する「作る」と、様々な旗をもった人達と「作る」こと。
これは、まったく毛色の違う道を辿りますが、
出来上がった時に、私達に声をかけて良かったと思われるものを作っていきたいと。
ひしひし思う、アニバーサリーです。
* * *
...そんな日々を送りつつも、時間はどんどん先へ進みます。
まずは 17-18AWのお届けが8月末よりスタート、
18SSの新作お披露目は10月17日(火)〜21日(土)の5日間・代官山にて予定しています。
明日のあなたが素敵になるアイテム。秋冬も次の春夏も、お届けするのをとても楽しみに作っています。
18SS展では、何か会場でしか買えないアイテムでも作ろうか…とか、色々なアイディアを試したいと思っています。
3月の展示でアポイントのご連絡をくださったのに、うまくキャッチできずお会いできなかったお客様もいるので、一般のお客様のご来場についても策を考えます。
日にちが近づいてきたら、Facebookやインスタで詳細をご案内していきます。
そして! 15周年&10周年を記念して、オンラインストア全商品でお使いいただける「10% OFF」クーポンをご用意いたしました。
お買い物総額・5,400円以上で、8月2日(水)23:55までご利用いただけます。
普段セールにならない今季のアイテムにもご利用いただけますので、この機会にぜひご利用ください◎
15th & 10thアニバーサリー・10% OFFクーポン
クーポンコード「V6FTQ7LS」
🔸有効期限 2017/08/01 〜 2017/08/02 23:55.
🔸お買い物総額・5,400円以上でお使いいただけます。
🔸ご購入時にクーポンコードを入力ください。
🔸ご購入後の適用は出来ませんのでご了承ください。
🔸同じクーポンコードでMIFUNE/KROFUNEどちらのオンラインストアでもご利用いただけます。
➡ MIFUNE https://mifune.stores.jp/
➡ KROFUNE http://krofune.theshop.jp/
* * *
...このように、マイペースに16年目もスタートしましたが、
これからのMIFUNEとKROFUNEも、どうぞよろしくお願いいたします(´▽`)ノ ヽ(´ー`)ノ
4月。もう下旬を迎えるではないですか...!
3月末の17-18AW 東京展を終えてからもずっと、休みなく過ごしております。
お待たせしている事がたくさん...あと少しで一段落つくはず(^_^;)
さて、明日・21日より、いよいよ17-18AWの新作受注・予約会がはじまります◎
まずvol.1として、21日(金)〜23日(日)まで、名古屋の「Deity's watchdog」さんにて開催いたします。
秋冬のテーマは、KROFUNEが「KASBAH / カスバ」、MIFUNEが「Marrakech / マラケシュ」。
どちらも、幻想的で香しいモロッコにインスピレーションを得てお作りしたコレクションです。
モロッコとは不思議な国で、何があるかと言えばモロッコ以上でも以下でもなく、
差し当たって思い浮かばないかと思いきや、その空虚と退廃はモロッコに優るものはなく...
もう既にうっすらと気が流れているだけで安心して作れるような
迷い無くいたけれど、実はどっぷりとモロッコの迷宮に入り込んで作ったコレクションになりました。
ここ数コレクションは「装う事」に重きを置いてきたので、
着る人がコンシャスになるようなご提案ができたのではないかと思います。
あたらしい秋冬、MIFUNEとKROFUNEの迷宮へようこそ。という感じです。
加えて今年は、MIFUNEが15周年・KROFUNEが10周年のアニバサリーイヤー。
装飾的なハットや、纏うことでコンシャスに見えるようなストール、
5シーズン目を迎える紡ぎ糸のロングスヌードなどをご用意しています。
この機会にぜひお出かけください◎
【 MIFUNE / KROFUNE 2017-18AW Exhibition 】
vol.1 4月21日(金)〜23日(日) Deity's watchdog
〒460-0011 愛知県名古屋市中区大須3-36-32
TEL:052-262-3699
その後の各地での受注会日程は...
vol.2 4月27日(木)〜29日(日) 広島 Solomon Grundy
vol.3 5月3日(水・祝)〜7日(日) 仙台 TRANCE@merry lab
vol.4 5月8日(月)・9日(火) 仙台 TRANCE@room
*5月は中旬にも予定がありますが、また近くなったらお知らせいたします。
17-18AWの新作は、随時Instagramでご紹介していきます。こちらもぜひご覧ください◎
➡Instagram
5日間のうち、後半の土日・2日間のお伺いとなりましたが、
たくさんのお客様にご覧いただけて、本当に勉強になった2日間。
発見としては、意識に上がる、という感覚を得た事。
MIFUNEは今年15周年、KROFUNEは10周年を迎えるのですが、
仙台三越さんでは、今まで見ていただいていない層のお客様に見ていただく機会でした。
誰もが知っている場所というのは、すっと入ってくるんだなぁ...というね。
意識に上がりさえすれば、どんなお客様にも見ていただける商品だという事も。
今回は初めてお伺いしたので、どんな商品がよいのか様子見の向きもありましたが、
秋冬の商品を見ていただく機会があれば、アレとアレだな〜◎という感触も得ました。
デザイナーBLOGにも裏話的に載せてありますが、またお伺いできるよう、励みます。
それで引き続き三越さんでは、上記のハットはお取扱いいただいています。
広告にも載せていただいた革ベルトの「Dos Caras」は、イベント終了時でLサイズのみとなっていました。
5階の紳士フロアでお取扱いいただいていると思います。
(新参なので、ブランド名言ってもわからなかったらごめんなさい...笑)
* * *
そして3月25日からは、早いもので次の秋冬コレクションのお披露目スタートします。
もう2週間を切りました...はやい!
東京展は代官山にて下記の6日間の開催予定です。
一般のお客様もご試着・ご予約いただけますので、全ラインアップ見たいんです!という方はぜひぜひ◎
MIFUNE / KROFUNE 2017-18AW Exhibition
会場:代官山「A.S ANTIQUES GALLERY」
東京都渋谷区恵比寿西1-31-15 2F ➡Google Map
代官山駅,正面口より 徒歩2分
3月25日(土)13:00〜18:00
26日(日)12:00〜18:00
27日(月)13:00〜18:00
28日(火)11:00〜18:00
29日(水)11:00〜18:00
30日(木)11:00〜18:00 (last appointment 17:00)
CARD OK!➡VISA, MasterCard, American Express Card
ご来場の際は、一般のお客様にもアポイントをいただいています。
アポイントが入っていない時間帯は不在にする事もあったりするので、ご迷惑をおかけしないよう...と思い。
ご予定決まりましたらFacebookやInstagramのメッセージからご連絡ください◎
➡Facebook ➡Instagram
今回のテーマは、MIFUNE / KROFUNEともに 幻想的で香しい「モロッコ」にインスピレーションを得ました。帽子はもちろん、ファーアイテムやストールなど装飾的でコーディネートのスパイスとなるようなラインアップにてご用意しています。人気のスヌードも新色が登場、ニット系のウェアーはお揃いのニットCAPもあったり...
テーマやアイテムの詳細は、また後日ご紹介いたしますが、まずは日程のお知らせまで◎
その前に、3月のお届けもあります。(時間を上手く使えますように...)
皆さまにお会いできるのを楽しみにしております◎
新宿の某セレクトSHOPでやっていた、スタイリストの高橋靖子さんの展示に立ち寄った時に。
セレクトSHOPはもう半分ぐらいはライフスタイル展開されて久しいですが、ここも同じ...ぐらいに思っていた。
そしたら!益子や京都や沖縄のうつわのなんと訴えかけてくること。まんまと買いました。
モノは作る時に飽きるほど見なければいけないので、判断はきびしい方なんですけどね。
会う時には会ってしまうもんで。そして、それを逃したら会えないんだよね。
そう思わせるような、一歩前に踏み出してくるうつわ達。
お店の方と話していたらもう10年もうつわや工芸品を展開しているんですよ、との事。
昨日今日のライフスタイルではなかった訳です。
その後、新宿で買ったうつわと同じ窯元の別なサイズ・柄の商品を別な所で見たんですよ。
そしたら驚くほど欲しくなかった。それはなぜか。
新宿のバイヤーさん、それはそれは足しげくその窯元に通っていて。インスタとか見る限り。
そして作り手に、このうつわのこの部分が良くて自分は買い付けているんだ、ここが素敵なんだよ、という事を
きっと伝えているのだと思う。
そういわれると、作り手は、形作るとき・彩色するとき・焼き上がりにおいて、
自然にそのポイントに合わせて商品をセレクトする。
考えなくやったことでいいことって、本当に偶発的なことでその素敵の再現は難しいのですが、
選ぶ、って事は重要で、方向性さえ示していれば
迷わずその素敵ポイントを兼ね備えたものを選ぶ事ができるのです。
違いがあるとしたらそこなのだろう、と。誰から買うか。
* * *
そして別の日。今度は表参道の某SHOPに立ち寄ったとき。
府中のうつわや和箪笥を扱われているお店が、イベントで出店されていて。
赤絵染錦のお皿など、まんまと買う・その2。
また会えるとは限らない、の法則にのっとり、真面目に商品を吟味し始めたところ
何度かお店の方に言われたのが「それ、かわいいですよね〜」。
この場合は 店頭にいるお店の方には、それほど思い入れが無いですね。
無いというか、ライト。または、その商品に慣れていない。
ただ、出店しているお店の方にヴィジョンがあって、原宿よりの表参道でうつわを買うような人には...という
妄想がしっかりとあって、ちょっと珍しい色合いのものが多かったのです。
パステルカラーのような色合いのものや、デニムのような藍色のお皿など。
実際に、何の料理が映えるか?という目線ではなく、この1個・単一のプロダクトとして好き、と思えるかどうか。
そういうファッション的な見方と、
表参道にわざわざ来る大人のために、とってもいい佇まいの古伊万里のお皿セット・但しお値段もカッコイイ、とか。
とにかく ちゃんとヴィジョンがないと、買う気というのが起こらない。
ただ、何かが合致した時には、いい香りがした気がして、買ってしまうんですけどね
お買い物事情、作り手としてはこんな事が面白いなぁと思いつつ、考えを巡らせていました。
ネットのお買い物とは違う性質の、買う事についての覚え書き◎
もう残すところ1日となりました、2016年。
今年もMIFUNE / KROFUNE をご贔屓いただき、ありがとうございました◎
今年あった事を振り返る前に、まずは昨年から始めましたベストセラーのHAT達をご紹介。
ファッションの流れ的には、ベレーが流行るよ、とか、キャスケット出てますよ、とか言われても
一向にそんな気配のないものがベストセラーなMIFUNEとKROFUNE...笑
でも、それでこそ!という感じもします。
だって、そのド真ん中で流行っているものは何処ででも買えるもんね。
という反面、今年の秋冬にKROFUNEからお出ししたニットCAP。
今まで、量感のあるニットCAPの形をしたHATは出していましたが、ずばりニットCAP!というものを出したのは初でした。
ずーっと、出さないんですか?と聞かれるアイテムではありました。
でも、ピターっとしてアタマの形が今ひとつキレイに出ない事とか、釈然としないところがあって、出してなかったのです。
でも、今回解決したのですよ〜。これはね、何処かの誰かが同じ仕様で作ったとしたら言い逃れ出来ないよ?というね。笑
そして実際にお届けした後、「これ、ホントにいいですよ」と、お客様に褒められる事も多かったニットCAP。
なので、次の秋冬にも別なニットで何色かお出しする予定です◎
他のベストセラーはどれも程度の差はありますが、どちらかというとBIGシルエットなものがランクイン。
前に比べて、着方のバランスの取り方が上手なお客様が増えて、この大きめシルエットも上手くかぶってくださる印象があります。
インスタとかで、写真を撮ったり撮られたりの機会が増えたからかな〜?と思います。
ベストセラーに限らず、今年もたくさんのお客様に身につけていただけて、感謝しきり。
ありがとうございました
...と、インスタのお話しをしたので、まつわるお話しを少し。
私達のようなタイプのブランド/メーカーは、ご注文いただいた分をお作りする、という受注生産のシステムの所がほとんどです。
なので、今年の秋冬にお届けしたアイテムは、お届けの3〜4ヶ月前の3月に「展示会」という形で発表されています。
本来なら、バイヤーの方々のみが見る先のシーズンのものでしたが、
数年前から受注会を開いていただくお取扱い店のお客様や、直接展示会に来られる一般のお客様も、先取りで見ていただいたりしています。
そのとき、ブランド側としては、次のシーズンのご提案なのだから、当然「たった今」のトレンドのものではなく、新しい提案です。
どれぐらいの「新しさ」に視線を注ぐか。それがブランドの大小に関わらず問われる事。
さっきのベストセラーの時にお話ししましたが、MIFUNEとKROFUNEは、トレンドの事はあまり気しないで、ブランドらしさを追求するタイプです。
でも、ファッションの世界に身を置いているので、自然と自分たちが「これいいよね」というは、少し早すぎる次のトレンド、だったりします。
以前はその「少し早すぎる」というのは、いくらブランドらしさが出ていればOKのメーカーだって、商品化しても全くの無意味でした。だって、理解されないんだもの。
いままで、その「早すぎる感覚」が広く浸透するのに2年ぐらいかかっていたのが、インスタやSNSの登場でかなり縮まった感があります。
今までなら時間的にも量的にも消費される事で理解されるモノ...だったのが、何だか、単純にカッコいいから!という理由だけで、
時間的に早い上にしかもその「いい!」という熱をもったまま広く伝わっている...という気がしているのです。
ある有名な映画の一節に、その、早すぎる感覚が登場して伝わるまで、の事と、
その何となく身につけている流行っているものは、ヒリヒリとした選ぶ、という行為のもと、ちゃんと選ばれているのだ...という事を示したセリフがあって。転載しておきます。
「あなたには関係ないことよね
家のクローゼットから
そのサエない“ブルーのセーター”を選んだ
“私は着る物なんか気にしない”
“マジメな人間”ということね
でも、この色はブルーじゃない。
ターコイズでもラピスでもない。
セルリアンよ。
知らないでしょうけど2002年に
オスカー・デ・ラ・レンタがその色のソワレを
サンローランがミリタリージャケットを発表。
セルリアンは8つのコレクションに登場。
たちまちブームになり
全米のデパートや安いカジュアル服の店でも販売され
あなたがセールで購入した。
その“ブルー”は無数の労働の象徴よ。
でもとても皮肉ね。
ファッションと無関係と思ったセーターは
そもそもここにいる私たちが選んだのよ。
“こんなの”の中からね」
このセリフに「2002年」とありますが、まぁ、スマホが出る前の世代。
セリフを向けられている人は、ファッションなんてどうでもいい、と思っている人。
だから、もちろんMIFUNEやKROFUNEを選んでくださるお客様とは全く違う価値観の方に向けられた言葉なのだけれど、
その頃は本当にここにあるような時間の流れで、伝わっていました。
でもそのタイムロスが本当に短くなっていて、もう短いとか時間の長さの話しでなく、
このカッコいいと思って出したこのアイテムは、欲しいと言ってくれる人が具体的に何人、って如実に判る日も近いなぁ...と、思って。
あるいは、望むものがハッキリしたお客様が増えて、よりオーダーメイドに近くなったりするのかなぁ...とも思います。
もう、そうなるとハイブランドのお客様と変わらないのだけれど。
いずれにせよ、急に進んだ感がありました。2016年。
今年はオリーブ園で生命力にインスピレーションを得る事からスタートし、
美について思い出させられる再会があったり、
春を満喫したり、
初めてお伺いするお取り扱い店でお客様に会ったり、
魅せることについて考えさせられたり、日本語の難しさを痛感したり、断捨離をしたり、
際限なく色彩の融合を楽しんだり、早すぎる別れに落涙したり、
新しい決断に心からエールを送ったり、知らない土地でも縁のある方とはバッタリ会うもんだと思ったり。
書ききれないほどの新しい事・感覚を得たのと同時に、
あの時のアレ、この為だったのか!という符号をとてもたくさん発見した1年でした。
2017年は、MIFUNEもKROFUNEもアニバーサリー・イヤー。
どんな1年になるでしょうか。年頭はアタマの芯を緩めて思いを馳せる時間にしたいです。
来年も、こりずにお付き合いいただけると幸いです。
皆さま どうぞよい年末年始をお迎えください(´▽`)ノ
2016年もあとわずか。
まったく納まる気配がしなかった12月の仕事も、パタパタと納まった28日の仕事納め。
たくさんの新しい事があったなぁ...!という今年。なのにブログを更新していません...笑
年末恒例の、2016年のベストセラーを発表する前の記事が8月のMIFUNE 14周年のものだなんて...
気まずすぎるので、冬の由比ケ浜の写真をお届けします。
12月上旬の海。くもりがちな空の色が海に映って、ミルクみたいなブルーグレーだった日。
さぁ、2016年のベストセラーは何だったでしょう。See you tomorrow!
なんて久しぶりにブログにアクセスしたのだろう...!と驚きながら書いていますが...(^_^;)
今日で、MIFUNEは14周年を迎えました◎
こうして この日を迎えられるのも、たくさんの方々のおかげであり、感謝の気持ちでいっぱいです。
お客様やお取引先の皆さまはもちろん、
いつも新しい試みを一緒にトライしてくれる仲間がいる事、
いつの間にか長いお付き合いになった モノ作りを託しているご担当者の皆さま、
こういう時間の過ごし方ができる環境や、
いつも刺激やインスピレーションをくれる友人たち、
強行スケジュールになんとか耐えている自分の健康...などなど、
恵まれている...というより、ここに居る事を甘えずに頑張っていられている、という感じでしょうか。
本当に感慨深く、今日を迎えています。
こんな節目なので、少し心境を書いてみようと思います。(ちょっと長め。)
13周年を迎えた昨年、少しブランドを見直す時期を設けました。
MIFUNEをはじめた頃、コミュニケーションツールになるようなモノ作りをしたい、という思いを掲げていました。
その思い、意外と今ごろになってずっしりと受け止めています。
というのは...
この頃のコレクションでは、MIFUNEとKROFUNEを合わせて70アイテムほど揃えて、展示会に臨んでいました。
バイヤーさんは、たくさんある中から選びたいのだ、と思っていたので
コレクションごとにアイテム数が増えて行きました。
でも、展示会で見ていただける貴重な時間は短く、その時間内にデザインから空気感まで、
アイテムに関する全部を伝える事は難しいんですよね。
話せば全部伝わる、とは思っていませんが、ある程度は伝えきりたいと思いはじめたら、
このアイテム数は厳選するべきでは?と思いはじめました。
もう一方で、お買い物の仕方も「消費する」ようなお買い物ではなく、
気に入った物を厳選して買われるお客様が増えてきました。
きっと その時代の流れと、
自分たちが長く続けてきてモノ作りの妙が少し解りかけてきた、という時期が一致したのだと思います。
いままで以上に、もっと一つ一つ、宝物にしてもらえるようなアイテムを作りたい、と思うようになりました。
帽子からスタートしたMIFUNEは、黒ばっかりのKROFUNEと一緒に、
ストールやスカーフ、オリジナルプリントを施したウェアー、一点モノに近いような小物たちを作るようになりました。
スタイリングのキモは、小物使いだと、私達は思っています。
小物が活きると本当にステキにみえるし、オリジナリティも出るのです。
そういう事を、バイヤーさんはもちろん、
もっとお客様に直接お伝えしたいなぁ...というのが、14年目のやりたい事。
MIFUNEとKROFUNEのお客様というのは、ちゃんと自分の機嫌の取り方を判っているお客様ばかりです。
受注会などでお会いすると、本当にすてきな方ばかり。お会いすると ついつい長話をしてしまう、自慢のお客様です。
今までも、受注会でお客様にお会いする機会はもちろんありましたが、
今年はもっと!です
まず近々の事では、10月18日(火)〜23日(日)の6日間、
代官山のとあるギャラリーにて17ssの展示会を予定していますが、
今回は、一般のお客様にもお越しいただけるように企画しています。平日も・週末も・休日も◎
その場でお買い物いただける商品もご用意しようかな?とか、
どんな見せ方にしようかな?などなど、すこしゆったりとご覧いただけるような展示に◎
今までお伺いしていた地域には受注会へお伺いすると思いますが、
早くみたい!とか、ネットSHOPに上がっているものを試着してから買いたい!というお客様もぜひ10月の代官山へ。
今のお買い物の気分に、少しでもフィットすると嬉しいです◎
...というのが、今の心境です。
15周年を迎える頃、もっと豊かな気持ちでいられるように。
つい、Facebookやインスタグラムで投稿して終わりにしていましたが、
こうした長ーい話をもっと、ブログでしようと思っていたんだった...笑
もっとマニアックな話、書いていこうと思います◎
これからのMIFUNEも、どうぞよろしくお願いいたします(´▽`)ノ
Thank you always for everything.
We look forward to working with you in the near future.
Enjoy, MIFUNE!
もう残すところ1日となりました、2015年。
今年もMIFUNE / KROFUNE をご贔屓いただき、ありがとうございました◎
今年は「作る」という事について、本当に考えさせられた1年。
写真は、2015年のベストセラーHATたち!
BLACK IS THE NEW BLACK...?と思わせるほどの黒人気。
つば広HATもとても人気があり、定番化したように思います。
...と、ここまではFacebookやInstagramでも掲載したのですが、
ブログではもう少し書きたいと思います。
その、「作る」という事について。
ファッションを生業にしていると、先の季節の事をずいぶん前に考えて形にしていきます。
何のアイテムが流行りそうで、何色がキテるのか。
いまやデザイナーでなくとも適切な言葉で検索すれば、ネットである程度はつかめるほど
あらゆる情報が出まわっています。
そんな情報をつなぎ合わせれば作った事がない人でも、何かしら「それらしき商品」が作れるかもしれない。
それがたった数回で終わってしまう事なのか、何年も続けられる事なのか。
そこが生業にできるかどうかの一線だと思います。
生業にしていると、選ぶ事の連続です。
このフォルムでいいのか、この色でいいのか、この素材でいいのか、これでいいのか。
その幾度ものディレクションによって、ひとつのモノが出来上がっています。
「ここが、こうだったらいいのに」
「こんなアイテムが欲しい」
そういう意見はとても参考になります。
あるいは、今まではそんな声を聞き入れる事が、お客様のためだと思っていたフシがあったのですが、
そうではなかったんです。
お客様は「寄せて作ったもの」ではなく「思いも寄らない、ワクワクするもの」に会いたいのだ、と
ある人と話していて気がついたのです。
たくさんの選ぶ行程を経て商品を作る。
あの人がこんな事を言っていたから、とかに合わせる事は
単に寄せただけ・当てにいっただけの事であって、一時のビジネスです。
こうだったらいいのに、という要望を聞いたら作れると思ってるのは、作り手の奢りです。
厳密には、言ってくださった方の思うようなのは作れません。
でも 思いも寄らないモノ、は作れるかもしれない。
なので、その部分をより丁寧に磨いていくしかないのだと。
そして 作った時の空気感も含め、どうまっすぐに、混じりけ無くお客様に届けるか。
その部分を、もっともっと準備して、今まで以上にやっていこう。
そういう事を人任せにせず、きっちり伝えていこう。
ビジネスとしてはとても不器用な方法だと思いますが、
そこをちゃんとやらないと、ウチのようなブランドはやっている意味がないのだと思うのです。
何が流行るとか、これがキテる!とかは、自然と「いいな」と思う流れの中にいるので、
そこは気にせず作ったとしても、ちゃんと今の空気感で出来上がります。
あとは、どうしていきたいか。何のために時間を使うのか。
2017年にMIFUNEは15周年を迎えるので、その節目を目標に、少しずつシフトしていきたいと考えています。
そのリセットの意味もあって、2016春夏コレクションは少しアイテムを絞っています。
ただ今後作る商品は、定番として出し続けていきたくなるようなモノや、
今までとても人気があった商品を更にパワーアップさせたモノなど、
少しずつ、コレ!と思った内容で増やしていきます。
そして 2016年は、MIFUNEやKROFUNEの運営だけでなく
他の分野のデザインに関するプロジェクトや、クライアントから依頼があってするようなデザインの仕事も、
今まで以上に進んでいく予定です。「衣」をメインにやってきたとすれば、「住」と「食」が加わるかもしれません。
そんな活動が、MIFUNEやKROFUNEをもっと豊かにしてくれるとも思っています。
あー、長々書いちゃった。笑
FBとかTwitterとか発信するものはいくらでもあるので、なかなかブログの更新まで手が回らないですが、
今後はこんな長い話を、覚え書き兼ねてブログで書いていこうと思います。
来年も、こりずにお付き合いいただけると幸いです。
皆さま どうぞよい年末年始をお迎えください(´▽`)ノ
KROFUNEに引き続き、MIFUNEの2016春夏のコンセプトと新作をご紹介します。
2016 Spring & Summer, The theme of MIFUNE;
no.37
16SSのMIFUNEのテーマは「no.37」。
今年の8月に13周年を迎えたMIFUNEの、37回目の発表会という事でそのものズバリをテーマとしました。
...そう、13周年なのです。
この時期にちょうど、
長く続けてこれた感謝と共に、いちブランドとしてどう在りたいか...を考える機会がありました。
時々、フィルムを回すように覚えていられる事、というのはあると思いますが、
以前 恩師と話している際に...
「自分であらゆる試行錯誤ができて、コントロール出来るブランドがあるなんて、最高ね。」
...と言われた事を、何故だかフラッシュバックのように鮮明に、この夏にとてもしみじみと思い出したのです。
この形で発表していく限り、すべて自分で決められる・選べるのです。
必要だ、と思った事を考え、これが良いと思えばすぐに実行に移せるのが、
この形態で続けている良さです。
今の時代、本当にたくさんのモノがあり、大抵のモノは意外と簡単に買うことが出来ます。
そう考えたとき、とっつきやすいアイテムも含めてかなりの点数をお作りするよりは、
「MIFUNEやKROFUNEでしかあり得ない」というアイテムを揃えていく事の方が、
お客様にも喜んでいただけるのでは...と思いました。
だって、知らなければ、手に入らないんです。
現に 何年もかかって、MIFUNEやKROFUNEに辿り着いてくださるお客様もいるのです。
少人数で運営しているブランドなので、今からこのスタンスで進めることで、
ちょうどMIFUNEが15周年を迎える頃には、今まで以上にフィットしたモノづくりが出来るのでは...と。
そして、いま以上にお客様に喜んでいただけるようなブランドになっていたいと考え。
また新しい一歩です。
* * *
...少し脱線しましたが...笑
16ssの覚え書きとして書き留めたものをひろってみると…
乾いた風/ざくろの色/HOBBY LOBBY
花/popism/装飾美術/境界
…と、あります。
まずは、「乾いた風、あれ。」
何だか創世記のような始まりですが、
次に来るのはパラジャーノフの色と詩的な世界、そしてザ・USAといった感じの広大なホームセンター、
フラワーチルドレン・東欧経由のエスニック、ひと匙のポップ、装いとギリギリのライン...
MIFUNEのキーワードも、デザイナーだけがわかる暗号のようです。
優美なるポップ、マジカル・ミステリーツアー。
不可解なキーワードでありながら、不思議と出来上がったアイテムは明快です。
夏になるとどうしてもかぶりたくなるナチュラル・カラーのHATは、ほんの少しの遊びがそれぞれにあり、
どんな人でもどれか一つは選びたくなるだろうし、
一見カラフルで奇抜のように見えるペイントHATも、実は計算された配色なので
不思議と浮いて見えることはない...といった具合に。
スッと入ってくる、けれど一癖あってそれが愛おしい。
そんなアイテムに仕上がったと思います。
他にも、壁紙のような花柄がポップなCAPや、
クラッシュ&バーバリーチェックの新型CAP、フォーキーなつば広などなど...
今回は帽子中心にお作りしていますが、ひとつレイヤード・ファッションが楽しくなるアイテムもあります。
装飾的なペプラム・ベルト...!
実はこのアイテム、同じ考え方のアイテムを2009年・春夏のKROFUNEでリリースしています。
今回、何か装飾的なアイテムはないかなぁ〜...と探していた所、思い出した次第。
MIFUNEからは、カーキとエスニックテイストのプリントが絶妙なタイプと、
とてもフェアリーでミルクのようなピンクベージュの2タイプをお作りしています。
レディースはもちろん、カーキの方はオーバー・スカートのようにメンズでもお試しいただけると思います。
そしてどちらも、夏の簡単になる装いに楽しくなるエッセンスです。
* * *
...と。新作のMIFUNEは、こんな考えを元に作っています。
KROFUNE同様に、何かひとつは試したくなるようなコレクションに仕上がっていると思います
MIFUNEをご覧いただける受注会は、仙台・SAKURAさんでの11月5日からがスタートです。
たくさんの方に見ていただけるよう、万事整えて、皆様のお越しをお待ちしております。
ぜひMIFUNEの新作で、薫るような春夏を見つけてください◎
2015年10月。今秋は少し遅めスタートだった東京のファッション・ウィーク。
今回のコレクションで、KROFUNEは18回目。
2007年からのスタートなので、はじめたばかりと思っていたKROFUNEも8年目を迎えました。
時の経過を、今回はとても感じながら作ったコレクション。
不思議な事に、最初から作るものが決まっていたような感じで進んでいきました。
この、作ったばかりの感覚を忘れないうちに、新作について少しご紹介します。まずはKROFUNEから。
後日、MIFUNEもUPしますが、テーマと合わせてご紹介いたします。
* * *
2016 Spring & Summer, The theme of KROFUNE;
no.18
16SSのKROFUNEのテーマは「no.18」。
18回目のコレクションを迎え、そのものズバリをテーマにしました。
タイトルに「黒」を冠さないのは、初めての事。
覚え書きとして書き留めたものをひろってみると…
北部/ブードゥー/砂漠/ダークマター
New York/品があるということ
毎度とりとめも無いこのキーワード、コレクションに辿り着くまでのデザイナーだけがわかる秘密の暗号。
このキーワードさえあれば、迷わず着地できる旗印なのです。
装飾的な毎日、愛しのパターン・ミックス。トラッド、時々グランジ。
そのキーワードに紐付けされた感覚をを元に、今回のコレクションは編み上げられていきました。
ボヘミアンなテイストも2015年の今は、
70'sのヒップでリラックスした雰囲気と、90'sの構わないグランジスタイル、
どちらのテイストも複雑に絡み、そして選ぶ事ができます。
砂漠の乾いた空気と、ブードゥー・呪術的なテイストを選んで、
装飾的なストロー素材のシルクHATが出来上がったり、
キルト、アフガン織り、ピンストライプ、ジャージーなど
様々なパターンをミックスする事で、緻密なバランスのパッチワークCAPが仕上がったり。
トラッドでスタンダードなワークCAPにダメージを施す事で、
グランジもすんなり大人アイテムとして成立したり。
たくさんの時代とカルチャーを経て、この2015年に辿り着いた今。
本当に様々な感覚を享受できていると、作りながら ひしひしと感じていました。
* * *
...と。新作のKROFUNEは、こんな考えを元に作っています。
新作展の直前にはじめた公式Instagramでは、他のアイテムもいくつかご紹介していますが、
春夏バージョンのダブルHATや、レイヤードファッションが楽しくなるベルト、
さり気なく羽根を差した中折れのストローHAT(これはメンズ・大人におすすめ!)や、
作りはじめた頃に突如としてハマってしまったNOTE柄のCAP & BAG などなど...!
何か一つは欲しくなるようなコレクションに仕上がっていると思います
Facebookで告知しましたが、明日・10月30日より受注会もスタートします。
新型のペーパー素材のドレープHATなんて、ぜひその量感を手に取ってお試しいただきたいほど。
まぁ、全部なんですが...笑
KROFUNEの黒だけれど透明感のある、透き通るような春夏。ぜひ、たくさんの方にご覧いただけると嬉しいです。
後日、MIFUNEの新作もご紹介いたします◎
6月10日より、渋谷PARCO PART1の「ミツカルストア」にて、
MIFUNEの1点モノHATや、ストール、クラッチなどをご紹介しております。
今回お出しした1点モノは3つ。
ストロー素材にはめずらしいBIGシルエットなハットや、
効かせ色にオススメのブルーのキャップは、ハンドステッチのパッチワークやWブリムなど細部にもこだわった仕上がり。
夏に向けて 簡単なコーディネートになりがちですが、
手の込んだクラフト感のあるアイテムをプラスすると、ポイントになっておすすめです◎
会期は7月9日まで。1点モノはめぐり合わせですが、ぴったりとハマるシンデレラが現れますように
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りくださいヽ(´ー`)ノ
→ 渋谷PARCO PART1「ミツカルストア」
→ 1点モノの詳細はこちら
今回の受注会、初開催いただいた地域もあって、広島のSolomon Grundyさんと、群馬のFREE STYLEさん。
どちらも10年来のお付き合いをさせていただいているお店なのですが、
お客様のご要望もあって、受注会にお声かけていただきました◎
今日はお伺いした、群馬のFREE STYLEさんでの様子をご紹介します
FREE STYLEの大矢さんに見ていただいたのは、2005からなのでちょうど10年前。
展示会に来てくださる度にアイテムをじっくりと丁寧に見ていただき、ファッションやカルチャー、
そして大矢さんのホーム・群馬での事など、今まで色んなお話しをさせていただいてました。
そんな大矢さんが「たかしくん(cilandsia)の所と一緒に、ARTな展示でやりたいんです」と持ちかけてくださって。
やりましょう、やりましょう!と、今回実現に至りました。
場所はFREE STYLEの店頭を飛び出し、ほど近い「Snark」さんでの開催となりました。
建物の前に到着した際、ただならぬ存在感を放っていたこのスペース。
なんだろう? 手数が少ないのに妙にカッコいい空間は…と思っていたら、建築家の小阿瀬さんという方のスペースだそう。納得!
そしてもうひとつ。いつもと様子が違うのは、会場にフードの出店があった事。
フレンチの「シュクルキッチン」オーナーシェフの菊地さんと、
とっても香りのいいハンドドリップの珈琲「AYA COFFEE」のあやこさんが、
オープンキッチンにてクールにスタンバイされているという…!! 大矢さんならではの布陣です。
お客様は、日曜の昼下がりにスタートしたこのイベントの空気感を楽しみに訪れていて、
試着したり、近況を報告しあったり、美味しいごはんや、珈琲をいただいたり。
ひとりで来て、ポツポツしゃべりながら、カウンター横に座ってゆっくりワインを飲んだり。
どの方も、自然に泳ぐような感じで、この空気感と遊んでいました。人それぞれ、まさにフリースタイル。
どこのお店にも言える事なのですが、
受注会や出張などでお取引先を訪れる度に、その土地ごとのお店のあり方の違いをとても感じます。
春と夏がくるから、秋や冬になるから、と言って、新しいコレクションを発表し、選んでいただいているのですが、
同じ商品でも、地域ごとに在り方が全然違うのです。
単にモノだけの広がりではなく、やっぱり人なんだよなぁ…と痛感し、感謝する瞬間。
そしてお客様も、自分の機嫌の取り方を良く知っている方ばかり。
今回のFREE STYLEさんでの展示も、長年培ってきた大矢さんならではの事。日常が、非日常的。
楽しく、勉強になった2日間でした。
今回の展示に合わせて、メニューを考えてくだったという、嬉しいサプライズも。
わかる範囲で書き記しておきます...φ(・_・
上段左・マリエンホーフという素材ダイレクトなリキュールは、色鮮やかなcilandsiaさんのイメージ。
こんなに色鮮やかなのに、着色料も色止めも香料も使っていないとか…不思議な…
上段右・スペシャルプレートの「三元豚と野菜のモザイク」。
まわりの黒いソースは今回のKROFUNEのテーマ「noir / noire」にちなんでとの事。
黄色はパプリカ、グリーンはバジルとパセリのソース。にんじんはグラッセ!美味しかった... (。-_-。)
下段左・スペシャルデザート・その1「タルトショコラとバナナアイス」。
この漆黒のショコラもKROFUNEイメージとか。ショコラが濃厚!
下段右・スペシャルデザート・その2「パイナップルのリオレとソルベ」。
「リオレ」というミルク煮にしたお米のデザートに、
パイナップルのソルベ・フレッシュな果実・ドライチップと、パイナップル3段活用。
すべてを一体に、ひとすくいで食べるとすごいバランス。MIFUNEテーマのリヴゴーシュにキーワードとして上げていた
ゲンズブールから、「ペルノ」というリキュールを隠し味にしたとか。ほのかなアニスの風味。
もっと上の方の写真にあるAYA COFFEEさんの珈琲は、その都度豆を挽いて淹れてくれます。
本当にいい香り…あやこさん、決まった動作で淹れる事にしているようで、作法を見るよう。
温度、重さ、時間など、いろいろ計りながら、1杯に集中して淹れてくださいます。
香りと作法の連続、ずーっと見ていられるぐらい!
菊地さん、あやこさん、ありがとうございました
1日目の夜は、大矢さんオススメのお店へ。オーナーの林田さんのお人柄で、めちゃくちゃレアな日本酒が押し寄せていました。
ご一緒した なかじまさん・あこKさんご夫妻、まなぶさん、かないさん、ばつこさん。ナチュラルに楽しい夜。
かないさん、今度はお車ナシで!笑
ありがとうございました
今回ご一緒したcilandsiaの近藤さんに、けん玉ブーム到来中。
不思議なバランスで技を習得。
今回のcilandsiaのコレクションでは、シルクスクリーンも購入できます。
“sakura”というカラーのものを、mtrismで迎える事にしました。到着が楽しみ!
* * *
…というように。
大矢さんらしい今回の展示、初めての形だったにも関わらず、とても心地よい2日間でした。
お店の在り方や、作り手のテンション。そしてお客様。
作ることでこれだけ様々なレスポンスがあるのなら、作り続けるのもいいじゃない、と思った今シーズン。
たくさんの方に見ていただけるように、またインプットから始めます。
ありがとうございました
Thanks a lot to Gunma "FREE STYLE" !!
Newest Is Not New Clothes, But New Attitude.
And Enjoy New MIFUNE and KROFUNE ♡
5月も下旬。3月末に発表した2015-16AWコレクションも、展示会・受注会がようやく終了!!
長かったようなあっという間だったような…今回もたくさんの方にご覧いただき感謝しきり。
ありがとうございました(´▽`)ノ
名古屋・東京・仙台・広島・群馬と。
無事終了して とても感慨深いのですが、忘れないうちに お店にお伺いした際のレポートを残したいと思います。
まず仙台のSAKURAさんにて。
SAKURAさんでは、11日間というロングラン公演。ラスト2日にお伺いしたのですが
本当にたくさんのお客様にお試しいただけたようで、ありがとうございました
写真は、お伺いした際のものと、SAKURAさんのSNS掲載の写真をお借りしています。
昨年あたりから、つば広のHATがとても人気が出てきて、CAPやニットキャップをかぶっていた方も
HAT、行ってみようかな?という方が増えてきて。
つば広というだけでなく、高さのあるHAT、BIGシルエットなものなど…
帽子をかぶってバランスを取る、というコーディネートがとても浸透したように思います。
そして、LUSHLIFEのエッセンスがSAKURAにMIXされたのか、
リニューアルしたSAKURAは、少し大人っぽくなっていて。計算されたナチュラルがとてもかわいくて。
身につける事で、新しい自分を見つけたならば「出会っちゃった」と言って、いろいろお試しいただける感じ。
ここ数シーズン 秋冬で定番のスヌードと ウェアー類との合わせも、こんなにかわいい合わせがあるんだなぁ…と発見がありました。
仙台はデザイナーの出身地という事もあって、受注会にもお伺いする機会が多いのですが、
5月の仙台の街並というのは、本当に欅並木のみどりが美しくて。
この時期に仙台に行けることを、いつも楽しみにしています。
そして、この街並でこそ、活きるコーディネートってあるなぁ…とも思います。
仙台は街並がクリーンで都会的なので、ファッションは少し過剰だったり、着崩すぐらいで ちょうど合うような。
本当にその地域ごとに色があるなぁ...と、実感した今回のコレクション。
TRANCEのシホさん、みゆちゃん、TOPPYさんもにもいろいろ参考になるお話しを伺えて。
そしてお客様にも、いつもながら ちょっと先のお買い物をお考えいただき、本当に嬉しく思います。
MIFUNEとKROFUNEとして、常に新しい発見を感じてモノ作りを続けていますが、
今回の仙台では、また何か発見したように思います。
お届けまでお時間いただきますが、がんばって作ります◎
ありがとうございました
Thanks a lot to SENDAI !!
And Enjoy New MIFUNE and KROFUNE ♡
4月の荒天が嘘のように 晴れ渡ったGWが終わりましたが、
日差しが強い日々が続いているからか、つば広のHATがご好評いただいています。
写真はKROFUNEの「Irises」と、MIFUNEの「Cattlea」。
昨年秋から つば広HATはとても人気で、ずいぶんスタイリングにも浸透したご様子◎
黒も白も、どちらも使いやすいシルエットでオススメです。
* * *
さて、引き続き開催いただいている仙台のSAKURAさんでの受注会も、残すところあと2日!
ロングラン開催なので、たくさんの方にお試しいただけて嬉しいです
写真はSAKURAさんのTwitterよりお借りしましたが、なーんてお似合いなんでしょう!!嬉!
MIFUNEもKROFUNEも、今回の裏テーマは「大人の不良スタイリング」なんですが(早く言え...笑)、
こんなに楽しんでコーディネートいただいて本望でございます
これらのステキな着用写真はほんの一部。
SAKURAさんのTwitterにて、随時UPしていただいていますので、お買い物の参考にぜひご覧ください◎
→SAKURAさんのTwitter「@SAKURA_trance」はこちらから
仙台での開催は、11日(月)20:00まで。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください
* * *
仙台の受注会が終わったら、次は広島と群馬へおじゃまします◎
こちらもぜひご予定いただけると嬉しいです
MIFUNE / KROFUNE 2015-16AW 予約・受注会
vol. 004 広島 Solomon Grundyさんにて
vol. 004 5月16日(土)〜18日(月)
vol. 005 群馬 FREE STYLEさんにて
vol. 005 5月24日(日)〜25日(土)
はじめての試み・スケジュールで動き出した今年。
いつもは1月はのんびり、生産をコツコツとやっているのですが、今年は新作展を3月にしたから後まわし!
…とした事が意外とボディブローな4月。
といいつつ、春物は本日、全国的に発送いたしました!
白いつば広やキャスケット、フラワーコサージュのHATなどなど。いよいよ春夏本番です◎
お近くのお取扱い店にて、ぜひご覧ください
そして明日、これまた初の試み、予約オーダー会@TOKYO、表参道がはじまります。
店頭ではなく、ブランド側での開催というのが、初めての試み。
なのでニュートラルです。お子様から大人まで、服のカテゴリーや趣味も、もちろん性別も問わず。
場所も目指しやすく、表参道ヒルズのすぐ近くというね。
先ほど下地だけ、セッティングを終えてきました。なかなかのギッシリ具合でお見せする事になりそうな…!
受注会として、各地のお取扱い店にて開催していただいて、直接お客様とお話しできるというのがとても貴重な機会。
今までのコレクションの帽子をかぶってきてくださったり、何かしら身に付けていただいているのを目の当たりにするのですから。
これは作ってよかったなぁ…を実感する瞬間。
そしてもう一つは、サイズのご相談にのれる事。
よく、帽子と靴はサイズが合わないと...なんて言われますが
帽子の形やディティールによってもその方に合うサイズが変わってくる場合があります。
例えば、背の高いフェルトHATはMだけど、かぶり口がリブになっているものはSサイズ…というように。
そんな細かいニュアンスの部分を、実際のサンプルをお試しいただいて、一緒に考えられるというのが、
より しっくりくるお買い物をお勧め出来る気がして。
既成のS・M・Lサイズより大きい/小さいというのも、別料金になりますがお受けしています。
それと、今回はコラボしているREIKOMONOさんのお客さまから、どこで買えるのかわからない!という声にもお応えして。
特にロングスヌードは紡ぎ糸の生産の事もあって、SOLD OUTで買えない…という事もあり。
今回はこの場を設けて、心おきなく巻いていただこう!という事です。
…とは言え、はじめての事なので、肩肘張らずにやろうと思います。
早くもGWがはじまった方も、東京近郊のお客様も。お待ちしております
MIFUNE / KROFUNE 2015-16AW 予約オーダー会
vol. 002 東京・表参道 Gusucuma Gallery
vol. 002 4月25日(土)〜27日(月) OPEN 12:00〜19:00(最終日は18時まで)
vol. 002 東京都渋谷区神宮前4-24-20-2F
vol. 002 *会場の1階は、セレクトSHOP「Gusucuma」。外階段を上って2階です。
* * *
当日はどなたでもご覧いただけるのですが、スペースに限りがあるので、
DMもしくは待ち受け画面を提示いただいた方に限らせて頂きます。
東京のお取り扱い店でもDMのお渡しをしていますので、店頭でもお気軽にお問い合せください◎
→ 東京展・ご招待待ち受け画像はこちらから
<予約オーダー会とは?>
2015年〜2016年の秋冬のアイテムの実物(サンプル)を見て、ご予約が出来るのが予約オーダー会です。
会場で気に入った商品をご予約頂き、代金をご予約時もしくは後日振り込みにてお支払い頂きますと、
ご予約完了となります。ご注文の商品は8〜10月頃にお届けいたします。
もう 4月って、こんなに雨降ったっけ?っていうほど、お天気安定しないですが。
明日からは、この写真のようにしばらく晴れるのだとか。春物本番
と言いつつ、先日発表した15-16AWコレクション。
受注会も無事に始まり、これから5月末まではいろんな方にお会いする時期です。
今回の展示会も、バイヤーさんをはじめいろんな方にご覧いただきました◎
まだ春も始まるかどうかのこの時期。
でも先の事って少し楽しいんですね。いろいろ試しているうちに、この先の自分を見つけるようです。
…という事で、新作をお試しいただいた写真を、一部ご紹介いたします
…と、今回も撮れたり撮れなかったりだったのですが、最近恒例のけん玉教室から、小さなお子様のご来場まで。
楽しんでいただけているご様子で何よりです! ご来場ありがとうございました◎
今度の秋冬も、ツバの広いHATは人気です。
つば広に、少しオーバーサイズのガウン、タイトな足元で、靴はスニーカー。というのも男女問わず引き続き良いバランスだし、
レディースなら、足元だけレース模様のあみタイツにヒール、というのにしても良さそう。
今回は、帽子・ウェアー、そして3シーズン目のロングスヌードも、コーディネートしやすくなっております
今週末・25日(土)〜27日(月)は、表参道のGusucuma Galleryにて秋冬物の受注会/予約オーダー会です。
3日間ともデザイナーと、ロングスヌードでコラボレーションしているREIKOMONOさんも会場にいます。
帽子のサイズ・かぶり方相談や、スヌードの巻き方、コーディネートなどもご案内できますので、
ちょっと先のお買い物になりますが、久々に晴れるこの週末、ぜひお出かけください◎
MIFUNE / KROFUNE 2015-16AW 予約オーダー会
vol. 002 東京・表参道 Gusucuma Gallery
vol. 002 4月25日(土)〜27日(月) OPEN 12:00〜19:00(最終日は18時まで)
vol. 002 東京都渋谷区神宮前4-24-20-2F
vol. 002 *会場の1階は、セレクトSHOP「Gusucuma」。外階段を上って2階です。
* * *
当日はどなたでもご覧いただけるのですが、スペースに限りがあるので、
DMもしくは待ち受け画面を提示いただいた方に限らせて頂きます。
東京のお取り扱い店でもDMのお渡しをしていますので、店頭でもお気軽にお問い合せください◎
→ 東京展・ご招待待ち受け画像はこちらから
本日より、秋冬展の後半スタートしておりますが〜
MIFUNE / KROFUNE 2015-16 Autumn & Winter・受注会スケジュールのお知らせです◎
今回は、5都市にて・4月16日(金)より5月半ばにかけて、開催いたします。
名古屋・仙台・広島・群馬では、お取り扱い店にての開催となりますので、
詳細は各店舗のブログやSNSでもご確認ください。
東京はギャラリースペースでのご招待制となっております。(詳細は後ほど)
たくさんの方にご覧いただけるよう、平日と休日でスケジュールしてありますので、
この機会にぜひお手に取ってご覧ください
vol. 001 名古屋 Deity's watchdogさんにて
vol. 001 4月16日(金)〜20日(月)
vol. 002 東京・表参道 Gusucuma Gallery
vol. 002 4月25日(土)〜27日(月) OPEN 12:00〜19:00(最終日は18時まで)
vol. 002 東京都渋谷区神宮前4-24-20-2F
vol. 002 *会場の1階は、セレクトSHOP「Gusucuma」。外階段を上って2階です。
vol. 003 仙台 SAKURAさんにて
vol. 003 5月2日(土)〜11日(月)
vol. 004 広島 Solomon Grundyさんにて
vol. 004 5月16日(土)〜18日(月)
vol. 005 群馬 FREE STYLEさんにて
vol. 005 5月24日(日)〜25日(土)
…以上、全5都市の開催となりますが、広島と群馬は初開催です
トップバッターは、名古屋・Deity's watchdogさん!
エッジの効いたセレクトをされているお店です。今回は特に、KROFUNE優勢...な気がしています…笑
いろいろお試しいただけると嬉しいです◎
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GWに今回もロングラン開催いただける、仙台のSAKURAさん!
毎コレクション、とても丁寧に、そして楽しんでくださるので、とても励みになります。
お伺いできるのを楽しみにしております◎
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広島・Solomon Grundyさんでは、KROFUNEをご覧になりたいお客様が多いのだとか…!
今回すべてご覧いただけるので、私たちもとても嬉しいです
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そして群馬は 非日常的空間FREE STYLEさん、CILANDSIAさんと同時開催のようで、
お店とは別会場で、しかもフードセッションの予定もあるとか…!初めての展開で、とても楽しみです。
詳しくはこちらでご案内いただいています →非日常的空間を目指すFREESTYLEなBLOG
* * *
そして、東京展。
東京は、いろいろなスタイリングで着てくださるお客様が多いのと、
本当に様々な年代の方に見ていただいているのですが、
今回スヌードをコラボしているREIKOMONOさんがお声かけてくださり、ギャラリーで一般のお客様向けの開催となりました
場所は、表参道ヒルズの裏手にある「Gusucuma Gallery」。
グスクマ…! そうなんです。ご存知の方もたくさんいると思いますが、SHIROMAさんのセレクトSHOPの2階が
ギャラリーになっているのです。今回はそちらにお邪魔します
どなたでもご覧いただけるのですが、スペースに限りがあるので、
DMもしくは待ち受け画面を提示いただいた方に限らせて頂きます。
東京のお取り扱い店でもDMのお渡しをしていますので、店頭でもお気軽にお問い合せください◎
→ 東京展・ご招待待ち受け画像はこちらから
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また、それぞれの会期が近くなったら、Facebookやブログでご案内させていただきます。
今回のコレクションを一堂に見ていただける機会なので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください
KROFUNEに引き続き、MIFUNEの2015-16秋冬のコンセプトと新作をご紹介します。
2015-16 Autumn & Winter, The theme of MIFUNE;
Rive gauche
15-16AWのMIFUNEのテーマは「Rive gauche」。
今回のテーマはどうしようかな…と思っていた時、偶然一枚の写真を見つけました。
それは、90年代に訪れたパリのリヴ・ゴーシュ/左岸での一枚でした。
そんな事もあったな…と思っていた時に、ヴィオレッタという映画を見たり、ゲンズブールのドキュメンタリーを見たりして、
何故かフランス関する事に触れる機会が頻繁に訪れました。
そんな事の積み重ねで、書き留めたキーワードを並べてみると...
フランス語: Rive gauche(リヴ・ゴーシュ)
パリでは右岸で金を遣い、左岸で頭を使う。
左岸的。悲しみよ こんにちは。ヴィオレッタ。アニス。
Rue de l'Université / シテ島。ラ・デファンス。
移動遊園地。白夜。装うということ。
…と、あります。
見た目の美しさ・耽美がフランスの美意識のベースの一つだとして、
もう一方で、インテリジェンスに関しても鋭い美意識を感じたのだと思います。
詩的、センチメンタルな風景と薫り、白夜による時間感覚の歪み…。
断片的に集められたキーワードが、偶然見つけた一枚の写真がきっかけで、一瞬でつながったのです。
それと、もう一つのキッカケ。
2015年になってすぐ、1点モノを作る機会があって、そこで出来上がったのがこの写真のHATなのですが。
装飾の楽しみ、好きなものをぎゅっと集めた宝物のような、ずっと持ち続けて使っているお気に入りにような…。
このHATを作り終えた時に、今回のテーマを作る事のテンション/キモを掴んだような気がしたのです。
アタマの中でのロジックと、手を動かして掴んだ感覚。
...この2つの事から、今回のテーマが決まったように思います。
先にFacebookなどでUPしていたのですが、めずらしくネコ柄のCAPを作ったのですが、人気のようです。
グレーとペールピンクで、砂糖菓子のような仕上がり。
ベレーは、ラビットファーにトラッドなワッペンを配し、リセエンヌな雰囲気。
このラビットファーのベレーは、数シーズン色違いでお出ししていますが、素材の良さと量感が人気。
帽子の素材としては、もう同じ仕様で作っていないそう。気に入った時にぜひ!
KROFUNE同様に、MIFUNEでもコーディネートを組んでみました。
パリジェンヌを見習って、何シーズンでも引っ張り出して着たくなるようなお気に入りを目指して…!
春にご好評いただいたコットン・ガウンが、今度はふわふわの素材で まるでブランケットのようなガウンとして秋冬仕様に。
大振りなペーズリー柄のビスチェ・ワンピースにこのガウンを羽織って、足元はシルバーのハイヒールとか…?
ビスチェ・ワンピースの他に、ロンパースもあります。
帽子はご紹介の写真以外にも、人気の形を取り揃えていますが、先シーズンもリリースして人気だったテンガロン。
今回は、ベージュとヌードピンクの2トーンでお作りしました。
これぐらいの量感は意外と使いやすいのですが、色使いもライトで合わせやすいです。
そして、MIFUNEでもネクタイのご用意があります!
このグレー地にカラフルなペーズリー柄。スーツもシャツもすべてグレーのワントーン・コーデに合わせたりしたら、
すごくおしゃれです。MIFUNEからは、もう一柄、ネイビーの小花柄もあります。こちらもおすすめ…◎
そして、毎シーズン人気の REIKOMONOさんとお作りしているロングスヌード。
今回はワントーンを試みました。巻きやすく、でも主役級の存在感になるよう、色合わせを綿密に考えて作ってあります。
…というように、このコーディネートはベージュ系ですが、グレー系もお作りしています。
先ほどのブランケット・ガウンと、KROFUNE版の袖レースカットソーを合わせるとこんな感じになります。
MIFUNEの袖レースのカットソーは、グレー×オフホワイト。こちらは、グレー系のコーディネートでおすすめです◎
今回は久々にスタンダードな雰囲気のスカーフを出しています。
タッセル柄や、スタッズ、ドット使いのペーズリーなど… 。ザ・スカーフ、と言った趣きです。
...と、毎度の事ですが 書き出したらキリが無いですね...笑
春を迎えたばかりですが、秋冬も楽しみにしていただけるようなアイテムに仕上がっていると思います。
後日、受注会スケジュールもお知らせしていきますが、
今回は初めてお伺いする地域もいくつかあります。東京でも開催します!
MIFUNEの15-16AWコレクション。
たくさんの方に見ていただけるよう、万事整えて、皆様のお越しをお待ちしております
3月、ファッションウィークの頃に始まった15-16AWの展示会。
無事に第1弾を終えて、明後日・7日からからいよいよ第2弾!
今回は、不思議な空気感で出来上がっていきました。旅行しているような。淡々と美しい風景を見ているような。
桜が咲く前に、新作が出来上がったというのも初めてで。
この、作ったばかりの感覚を忘れないうちに、新作について少しご紹介します。まずはKROFUNEから。
上の写真は、今回のインビテーションにも使ったもの。新作のテーマを表す風景のようなイメージです。
後日、MIFUNEもUPしますが、テーマと合わせてご紹介いたします。
* * *
2015-16 Autumn & Winter, The theme of KROFUNE;
noir / noire
15-16AWのKROFUNEのテーマは「noir / noire 」、フランス語で黒の意味です。
今回は、久しぶりに退廃的な黒を作りたいなぁ…と思っていたところ、
フラッシュを焚かれるような感じでキーワードが浮かび上がってきました。
覚え書きとして書き留めたものをひろってみると…
フランス語: noir / noire(ノワール)
幻想的なもの、退廃的なもの。
ロマン・ノワール。フィルム・ノワール。
パリジェンヌは何故皆黒い服を着ているのか?
Entartung、堕落論、退化論、耽美。ソドムとゴモラ。
黒を身につけるという美意識。
フランス語は、それぞれの単語やスペルに男性形と女性形があるのですが、
今回のテーマ「noir / noire」は、前者が男性形で、後者が女性形です。
フランスでは 色を身につけるという事にも意味があるようで、
黒を着るという事は、フラットな美的感覚を持ち合わせている事を表明する事のようだったり。
言葉で男性女性を分けるのに、美意識についてはとてもジェンダーレスのようで、
美しい事が最上...と言わんばかりの、まさに 耽美というのがベースにあるフランスの感覚がおもしろいな…と。
そんな所から、今回のKROFUNEは形作られていきました。
耽美、幻想、退廃。どれも、なんて黒が似合うんだろう...!と思いながら、
淡々と美しいと思えるものを選んでいくモノ作り。
熱を帯びたとしても、自分では判らないほどの熱気。
でも ふと我に返ると、ガラスにびっしりと水滴がついているような寒暖差があった事に気がつくのです。
男性形の「noir」にちなんで、こちらはメンズのコーディネート。
帽子は ご紹介の写真以外にも、KROFUNEで人気の形を取り揃えています。
春夏でご好評いただいたガウンを、秋冬仕様でお作りしました。少し丈が長くなっていたり、キルティングの切り替えがあったり…
毎シーズン人気の、REIKOMONOさんとお作りしているロングスヌードも、初のKROFUNE、待望の黒が登場 !!
美しい黒の塊...といった雰囲気にしたくて、色々な質感の黒をREIKOMONOさんと吟味しました。
そして、FBやインスタで見てお問い合わせの多かった、新アイテムの「ネクタイ」!
KROFUNEらしいのを作りたくてご用意しました。
ポケットチーフと合わせて、ギフトとしてもおすすめです◎
そして、女性形の「noire」にちなんで、こちらはレディースのコーディネート。
耽美と退廃の事を考えていたら、いまの風潮のウェルネスはどこへやら…笑
ズルズルと引き摺るほどに長い 落ち感のあるガウンはそでをまくって、袖レースカットソーをのぞかせて着たり。
ビスチェワンピースにハイヒール、グラフィカルなCAP、ファースヌードを合わせて。
パリの不良、退廃と耽美を両手にしたようなコーディネート。
* * *
...と。新作のKROFUNEは、こんな考えを元に作っています。
テーマにちなんで、メンズ/レディースとお見せしましたが、
どちらのアイテムを着ていただいても構いません。今回も裏テーマの一つにジェンダーレス、
身につける人によって、メンズにもレディースにも傾くアイテム、というのがベースです。
ズルズルのロングガウンなんて、男性が着ても素敵かと!
今回も、展示会だけでなく受注会も予定しております。
KROFUNEの黒を愛でる秋冬。ぜひ、たくさんの方にご覧いただけると嬉しいです。
後日、MIFUNEの新作もご紹介いたします
追記:MIFUNEの15-16AWについてもUPしました →こちらから
2015年が始まって半月。次の秋冬新作を考える日々が続いております。
少しばかり濃いスタート!? 適度にリフレッシュしながら進みたいものです。
そうは言ってもまだ春夏物のデリバリーも始まっていませんが...!
お問い合わせや検索などいただいていますが、MIFUNEもKROFUNEも15ssは2月からお届けスタートです◎
最近は真夏以外はかぶっていただけるようになったウールフェルトのHATや、
受注会でも人気のあったスプリング・ガウンなどからお届け予定です。
新しくご紹介いただけるお店・地域もいくつかあります◎
また近くなったらお知らせしますので、今しばらくお待ちください
ファッション感覚のはなし。
...という事で 表題にもあるように、年頭らしくファッションの話しでも。
新作や新プロジェクトを進めるにあたって、いろんな資料に目を通します。
本や雑誌だけでなく、実際に街に出たり、ARTを見に行ったり...
そんな中、2012年2月の雑誌を見ていたら興味深い記事がありました。
『3.11以降ファッションはどう変わったか、そしてどう変わっていくのか。』
街中でもよくお見かけする、アローズの栗野さんがお話しされていた記事の中に、
僕らが考える洋服というものは、消費ではないし、買って終わりのものでもない。
“装いを正す”とか“襟を正す”とか、日本人にとって服を着るということは、もともとスピリチュアルなものです。
着物の時代には『こういうことを考えている人は・こういう所作で・こういう着物を着て』というのが
全部一緒になっていたので、着ることにおいてすべてが表現されていたわけです。
...という一節があって。
その後コラムは、震災で多くを失ったお客様が、自分が一歩を踏み出すために高価な靴を買ってくださったという
話しになっていくのですが、本当に改めて「着る」という事は「気持ちを上げる糧」なのであり、「表現」なんだなぁ...と思い。
新作でどんなモノを作ろうかと考えるとき、身につけてくれるお客様の事を考えます。
特にここ数年(それこそ、特に2011年以降かもしれない)、自分たちが作りたいモノだけを全面に出すのではなく、
「今年はこんな空気感だな」とか、「この色は来年まで待つべきだな」とか、
引き出しから出したり仕舞ったりを繰り返しながら、プランしていきます。
何故なら、ファッションとはいくら素敵でも、早すぎても遅すぎてもダメだからで、
その時代の感じ方が、人それぞれの個性だし、それぞれのブランドの特色となって出るのであって。
なので、いくらベーシックなアイテムが流行ったとしても、右へならえでは何処でも買えるものにしかならないし、
単に消費されるだけで、なんでわざわざ作ったんだろう...?となってしまう。
そういう事は、大手の会社さんがやる事であって、
MIFUNEやKROFUNEでやるべき事では全く無く、そんな「右へならえ」が求められている事もないわけで。
やっぱり「表現」なんですね。表現のためのアイテム。
こう見られたい・表現したいと、お客様に思ってもらえるような気分を上げるアイテム。
そういう所で、モノ作りをしていきたいと、改めて思った年頭でした。
LUSHLIFE、フォーエバー。
MIFUNEとKROFUNEのお取引先に、仙台の「LUSHLIFE」さんというお店があります。
私たちが仙台出身ということもあって、オーナーのシホさんとは公私ともにお付き合いさせていただいているのですが、
1月末をもって閉店されるとの事。
...閉店の事を記事にする...というのはあまり無いかもしれませんが、マトリスムでデザインを担当させて頂いた経緯もあり、
私たちにしか書けない事もあるので覚え書きもかねてお伝えしたいと思います◎
デザインを担当というのは、お店のロゴやショッピングBAGを始め 様々なグラフィックデザインをやらせていただきました。
それまでも伝説のgardenさんや、SAKURAさんのショッピングBAGや販促ツールなどもデザインさせていただいているのですが
お店を作るという時に立ち会って、ロゴマークからやらせていただいたのは3店の中でもLUSHLIFEさんが初めてで。
開店までの3ヶ月ぐらいをかけて、デザインしたように思います。
LUSHLIFEのロゴは、象徴的な飾り文字のロゴマーク、赤葡萄酒の入った杯・百合の花・りんご・鍵・光…と、
店名を表すロゴタイプから成っています。
何か印になるような、わかる人には判る、物語性のあるアイコンを入れたマークがあったら良いなぁ...と思ったので、
創世記や神話、聖書に出てくるようなものや、
ターゲットだった 大人の女性に向けて、手にしていて欲しいものなどをモチーフにデザインしました。
そして、副題として英文で入れたコピーには甘美なチョコレートを。
お店の名前「豊潤な人生」にふさわしい煌めきを手に入れるべく、プランした記憶があります。
...というように、手短に話すとこのようなデザインコンセプトですが、
シホさんにプレゼンする時には、あまり細かな説明をしなかったと思います。
感覚が鋭いので、あまり説明しなくても、こんな感じ!という空気感を投げて、解ってくれるように思っていたフシもありますが...
わからない事はわからない、と言ってくれるので、その辺は安心してデザインできるのです。
ショッピングBAGのデザインも楽しかったなぁ〜!
印刷担当の営業さんに、そんな合わせ技した事ない!って言われながら、何度も根気よくプランに付き合ってもらったと思います。
1色+金箔だけで、こんなに雰囲気ある紙袋、他に無い!と自負しています。
(なので、この紙袋は残っていたらSAKURAでも使って欲しい...笑)
お店を閉める事について、シホさんのブログで書かれていますが、終わらせた事というのは 何か新しいことへの「はじまり」です。
こうして開店する時から関わらせていただいた事、そして機会をいただいた事。とても感謝しています。
本当にありがとうございました
引き続き、仙台はSAKURAさんにて!よろしくお願いいたします◎
...というように。変わっていける、変化を楽しむ事が出来る、というのは素敵な感覚だな、と思った2015の年頭。
マトリスムらしく、進んでいきたいと思います◎
新作展に関することも一段落、この時期はなるべく仕事から離れてリフレッシュ!の期間。
写真は、仙台の受注会でお客様にいただいたペッパーベリー、気に入って持ち帰った冬らしい香り、
母のドイツみやげ、なんだか人気だった「実家帰れ」バッグ。
ペッパーベリーは可愛らしいピンク!
ちょうどこんな感じのこっくりとしたピンクのストローHATをご注文いただいたお客様からいただきました。
ダークな色合いの籠と星のオーナメントとの合わせが冬らしい。ありがとうございます
実家帰れBAGは、友人のギャラリーMISAKO & ROSEN所属のアーティスト・加賀美 健さんのグッズ。
かなりのインパクトあるメッセージ!
今回の仙台に着いて、まずお寿司!と入ったお店の湯呑みがかわいかった件。
「おおとろ」「ぼたんえび」ときて、なぜ「赤貝」は漢字なのか…笑
受注会へお伺いした夜は、お好み焼きの田よしへ。お好みを切り分けるシホさん、というレアショット!
ごちそうさまでした
他にも、行きたかった展示を見に行ったり、友人に会ったり、晩秋の紅葉を堪能したり。
気が休まらない数ヶ月間の緊張を、一気に緩めてみたりした数日。
時々こういう時間も必要だと痛感します。そして、それに付き合ってくれる友人達に感謝。
こうして。少しずつ春物の商品作りに突入。
受注会に来ていただいたお客様を思い出しながら、がんばって作ります
KROFUNEに引き続き、MIFUNEの2015春夏のコンセプトと新作をご紹介します。
2015 Spring & Summer, The theme of MIFUNE;
It's a small world
今回のMIFUNEのテーマは「It’s a small world」。
Disneyの歌としても知られていますが、
慣用句としての「It’s a small world! / 奇遇だね、なんて世の中は狭いんだろう」という感覚をテーマとしました。
この「広い世界」が、手のひらに乗っていると錯覚するような
「小さな世界」と隣り合わせになって ずいぶん経ちました。
…少し話しは逸れますが、先日あった出来事で。
友人のギャラリーから、展覧会のDMが届きました。
ハガキの大きくはないサイズを上手く使って、いつもちょっと目を惹くデザインなので楽しみにしているのですが、
その時のDMは、展示するアーティストの作品が載っている訳ではなく、少し様子が違っていました。
このアーティストはどんな作品を作るのか、見れないとなると気になります。
サイトにアクセスして作品を確認。かっこいい。忙しいけど行ってみよう。そう思って後日ギャラリーを訪ねました。
でもその時、何となく「知っている気」になっていたのです。サイトで見ただけなのに。
いざ、ギャラリーでその作品に対面すると そこには、見る角度によって幾重にも見え方が変わる作品が待っていました。
対面した感動だけでなく、サイズからいっても自分より全然大きいし、ガツンとした量感もあるのに。
なんで、知ってる気になってたんだろう...?
そうして。…この感じはどうなんだ?…と思う事になるのです。
既視感。あ、コレね!知ってる知ってる。アリだよね。
知識として持っていた事と、それに関する事が結びついて「アリ」だよね、となる事は悪い事じゃないと思います。
でも、この感覚、少し使いすぎだなぁ...と思ったんです。
それこそ、手のひらサイズに凝縮されて。
例えば、FacebookやInstagramで瞬時に世界とつながる。
すてきな事だったり、驚くような胸騒ぎだったとしても、それが一瞬とても近い事になる。
それを見つけられた事はすごい偶然。
まさに「It’s a small world ! 」、偶然と、ひと匙の既視感。
でも 実際に見る事、行く事、会う事、手に取る事。取り巻く景色。
それらを通過した「It’s a small world ! 」が、どんなに鮮明で鮮烈、驚きを伴う事か。
知識として情報を得る。もしくは 全くのぶっつけ本番。
どちらにしても実際に手に、目にする事。
それにまつわるハプニングが、自分の中の何かを変える可能性になるんじゃないかと…。
そんな。感覚的なことを考えながら、そうした瞬間に一緒に居合わせてもらえるアイテムにしたい、と
今回のMIFUNEの春夏を作りながら考えていました。
アイテムは、春夏らしい素材のHATはもちろん、スタンダードな素材合わせで遊んだウェア類もリリース。
帽子は、白やグレー、ナチュラルなストローなど。ブライト感高いです!
以前リリースして、今でもとてもお問い合わせの多い「No Direction Home」というコルク飾り付きのHATも、
少し仕様を変えて再リリースしています。
ご好評いただいているストールは、オリジナルのテキスタイルにリネンやコットンを合わせたBIGサイズのものから、
使いやすいロングサイズのものなど。春夏らしい、ヴィヴィッドな色と、エアリーなものを。
引き続きウスダレイコさんとのコラボレーションも実現、
宝石のような特別なバッグを作りたくて、手織りの生地を配したクラッチ・ショルダーバッグを作りました。
ご好評いただいているウェア類は リラックス感と透明感をテーマに、MIFUNEらしい柄を配しました。
グラフィカルな箔プリントTシャツもあります。
そして、先日KROFUNEの新作をご紹介した時にも、
「あのコート?ガウン?ちょっと気になるんですけど…」と、結構言われたスウェットのガウン。
BIGシルエットと思いきや、メンズでもレディースでも不思議としっくりくるサイズ感です。
...と、毎度の事ですが 書き出したらキリが無いですね...笑
先週の第一弾で来てくれた友人達も、かなり盛り上がってお買い物してくれて
春を楽しみにしていただけるようなアイテムに仕上がっていると思います。
後日、受注会スケジュールもお知らせしていきますが、
たくさんの方に見ていただけるよう、万事整えて、皆様のお越しをお待ちしております。
「It’s a small world ! 」を、ぜひMIFUNEの春夏で見つけてください。
台風と共に始まった15ssの展示会、第1弾も無事に終えて。来週からいよいよ第2弾!
今回は、出来上がるまでは本当にいろいろありましたが、上がってくる新作はとても良く、
あるいは いい意味でイメージを上回るような事もあって、飴とムチ、ビター&スウィートな案配…笑
ともあれ、無事にスタートした15ssの新作展。
そして今日は、今回の新作をチラッとご紹介します。まずはKROFUNEから。
上の写真のハットは新作のテーマを象徴するような雰囲気のもの。今回、他のアイテムも佇まいがスゴいです! ジェンダーレス!
後日、MIFUNEもUPしますが、テーマと合わせてご紹介いたします◎
* * *
2015 Spring & Summer, The theme of KROFUNE;
Black Lily
今回のKROFUNEのテーマは、写真家 ロバート・メイプルソープの作品によって、そのイメージが増幅しました。
随分前になりますが、目黒にある庭園美術館でメイプルソープの写真展が行われた事がありました。
彼が42歳で逝去して3年後の事です。
ロバート・メイプルソープは、1980年代に主にニューヨークで活動していました。
スティルライフ、ポートレート、ヌードなどを題材としていて、パティ・スミスがパートナーだった事でも知られています。
活動期間は短く、1989年に他界。今回のテーマのきっかけとなった写真展は、彼の没後に開催されたものでした。
その写真展で、印象に残ったのが「イースター・リリー」という写真。
ゼラチン・シルバー・プリントの白黒写真が十字架を模した額に納められていて、彼自身の存在の葛藤が見て取れるような作品。
聖と生と性。振り幅の大きさが魅力につながっているのだと、美しさが目に焼き付くような展示でした。
その “ モノクロームのユリ” が、今回のイメージソース。
祝祭の場にも悲しみの時にも供されるユリの、 両極でも変わらない美しさと強さ。
パートナーだったパティ・スミスのジェンダーレスな存在をアイコンに…。
記憶とイメージのリレーションが、春夏のテーマを決めるきっかけでした。
* * *
...と。新作のKROFUNEは、こんな考えを元に作っています。
テーマにある「ユリ」は、今回は振り幅の大きさの象徴として掲げています。
そして、裏テーマは「ジェンダーレス」。
よく、『KROFUNEって、メンズですか? レディースですか?』って聞かれる事があります。
MIFUNEを始めた頃はいわゆるユニセックスなファッションが全盛期だったので、
そのイメージもあって、そう聞かれるのかもしれません。
ユニセックスって、フェミニンな服をメンズとして着たり、オーバーサイズのデニムを女性が着るとか、
どっちかに寄せるファッションだと思うのですが、コレ、もう少し進化しないかなぁ、、と思って。
例えば、男性がかぶると がっつりメンズ、女性がかぶると より女性らしい!...というような。
今回のKROFUNE、特に帽子はそれを目指していて、それこそ「ジェンダーレス」なんじゃないかと。
身につける人によって、メンズにもレディースにも傾くアイテム。
新作のHATはもちろん、ブラックプリントが美しいウェアなどをリリース。
人気のあるバゲット・ハットは、「KROFUNE 的解釈」で作ってみました◎
展示会1週目でも人気だったのは、スウェット素材のガウンや総柄のウェアなど…!
ご好評いただいているストールも、大胆なプリントで薄着になる季節のアクセントになると思います。
今回も、展示会だけでなく受注会も予定しております。
KROFUNEの黒を楽しむ春夏。ぜひ、たくさんの方にご覧いただけると嬉しいです。
後日、MIFUNEの新作もご紹介いたします